試乗車アップ中古車のメリットとデメリット

2010.03.12.Fri DIARY

店長の中川です。

今日は中古車のお話です。

ディーラーで試乗車として使っていた車は、やがては中古車として販売されます。
この試乗車アップの中古車は、一般にメリットばかりが取り沙汰されますが、実はデメリットもあるんです。

一般的に言われている『メリット』の真偽と注意点を交えてお話しますね。

①【新車から数ヶ月~2年程度の高年式を安く買える。】
 これは事実ですが、あまりに新しすぎると当てはまりません。
 通常、お客様から下取る場合、新車・中古車の購入が前提の為、査定価格は高いんです。
 しかし、試乗車はお客様では無いので、会計基準で定められている減価償却で査定価格が決まります。
 この場合、少なくとも新車登録から6ヶ月以上(理想は1年以上)経過していないと、
 販売価格にメリットが出てきません。車種にもよりますが、新車値引なども含めて比較した場合、
 3ヶ月落ちや6ヶ月落ちの中古車では割安感が薄い事があります。

②【走行距離が少ない。】
 これは事実その通りです。但し、試乗車である以上、慣らし運転は殆どされていません。
 お客様によってはご試乗頂く時に気を使ってくださる方もいらっしゃいますが、
 いきなりエンジン全開の方もいらっしゃいます。これはもうどうしようもないんですね。
 当店では、下ろしたての試乗車は私が毎日通勤で使って慣らし運転してますが、
 それでも終りきるまでに試乗車で使いますから、やはりキチンと出来ません。
 慣らし運転の有無が気になる方にとってはデメリットに成り得ます。

③【いわゆる事故車である心配がなく、走行メーターも安心。】
 これはまさしくその通りでご安心下さい。

④【過去の整備がキチンとされていて、履歴も残っている。】
 これはお店によります。試乗車だから大切に整備して使っているお店もあれば、
 逆に、『試乗車はどうせ1年程度で入れ替えてしまうから』という理由で整備しないお店もあります。
 車両に搭載してある整備記録簿をチェックするのも一つの目安にはなりますね。
 因みに当店は前者です(笑)。ご安心下さ~い。

⑤【傷や凹みが殆ど無い。】
 これはその通りです。試乗車として使うんですから、傷や凹みが有っては困ります。
 但しご注意ですが、ホイールのスリ傷は時々有ります。
 試乗中に擦ってしまう場合がありますが、余程の傷でないとホイール交換しませんので。

⑥【オプションが多数装着されていてお得。】
 これもお店によって様々ですね。
 まったく何もつけないお店もあれば、オプションだらけの試乗車もあります。
 やはり、オプションが付いている中古車の方が断然お徳ですね。
 中古車の販売価格にオプション分の価格が影響するのは新車時より大幅に少ないですから。

とこんな感じでしょうか...。

尚、以上のお話は私の経験則からのものですので、当てはまらない場合もあると思います。
ご容赦くださいませ。(店長)

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