ルノー小平 店長の中川です。
前回にお引き続き今回はインテリアのお話。
メガーヌⅢHBには『GTライン』と『プレミアムライン』という2種類のグレードが有りますが、
外見以上にインテリアの方がその違いがハッキリしています。
『プレミアムライン』は明るいベージュのインテリアが採用されており、上品で洒落た感じが
好きな方にはピッタリです。
ベージュ系なのにダッシュボードだけ黒くなっていますが、これはダッシュボードが浮いている
ように見せ、室内を明るく感じさせる事が目的なんだそうです。(ドイツ車とは逆らしい。)
このプレミアムラインは高級志向のグレードだと思っている方も多いようで、シートも乗り心地も
そういうイメージで来店される方がいらっしゃいますが、実はちょっと違います。
後々『インプレッション』編で詳しくお話しますが、このシートは色や見た目を良い意味で裏切って
くれるシートで、かなりサポート性能が高くフィットします。当然乗り心地もGOOD。
プレミアムラインのメーターはタコメーターがアナログでそれ以外はデジタルを採用した融合型。
面白いのはスピードメーターの外周を囲むように区切りの入った白抜きアーチがあります。
この部分はオートクルーズ走行時に表示されます。
設定速度に到達するまでは走行速度に合わせてアーチの切り毎にグリーンに点灯し、
設定速度を超えると超えた部分のアーチがレッドに点灯し、速度が点滅するようになっています。
因みにまだ私は見たことありませんが,...(笑)。
でもオシャレというか、ちょっと今っぽくでカッチョいいかも。
『GTライン』はスポーティーなブラックを基調としたインテリアが採用されており、『いかにも』
という感じです。
GTラインのシートはメガーヌRSが本国で標準採用しているシートだそうで、故に当然スポーティ
で外見のデザインや車高の違いも合わさって、その気にさせてくれます。
GTラインのメーターは全部アナログで、RSみたいな感じですね。カッチョ良い~。
さて、その他に私の目についたものを3つご紹介します。
①まずはパーキングブレーキですね。
メガーヌⅡで存在していたジェット機のようなレバーはなくなり、自動化されました。
この電動パーキングブレーキですが、まぁ...ちょっと日産っぽいですが、メリット大です。
パーキングブレーキレバーが無くなった事により、その分センターコンソールを広くできるし、
デザインの自由度も増します。
初めて使う時は違和感がありますが、慣れるととっても便利です。
エンジンかけてアクセルを踏んで走り出すと同時に『ウィ~ン』と小さな音が鳴って、勝手に解除。
坂道でも安心です。
そしてエンジンを切るとまた『ウィ~ン』と鳴って勝手にブレーキがかかります。
もちろん、センターアームレストの前にあるスイッチで手動操作も可能です。実に便利。
②次にエアコンスイッチ。
今まで無かったOFFスイッチがついたんです。
今までこれが無くって、ちょっと不便でした。
更にFASTモード(温度優先)とSOFTモード(静粛性優先)がつきました。便利です。
そして、後部座席専用の送風口エアダクトがセンターコンソルボックス背面に追加されました。
残念なのは、この送付口はプレミアムラインだけにあるんです。GTラインにも欲しい..。
③最後にセイフティヘッドレスト。
このデザイン&動きのヘッドレストはルノーお得意で、お馴染みの方も多いと思います。
安全性はもちろんですが、角度を自分の運転姿勢に合わせて動かす自由度が大きく便利です。
メガーヌⅢではそれを進化させました。
通常、ヘッドレストに2本の金属の軸が付いており、それをシート背もたれに差し込んで
高さ調整する、という作りが一般的です。
しかし、今回はその逆になっています。
背もたれに軸が入っており、飛び出ている軸上でヘッドレストの高さ調整するような構造です。
この作りによって、背もたれに軸を差し込む為の穴(支柱)をセットするスペースが不要に
なる為、衝突時のクッション性が高くなり、体を60mm沈み込ませながら保護することが
できるそうです。う~ん、流石。
とまぁ、きりが無いのでこの辺で止めておきますが、もっと詳しいお話や違いを見たい方は
是非、ショールームに現車を見に来てくださいね。お待ちしています。(店長)