みなさん こんにちは。 ルノー小平 店長の中川 団です。
前回の『~その1』の続きです。
【慣らし終わってからの走りはどうなの?】
1500km以上走りましたので、慣らし後の感想をば...
前置きですが、左ハンドル車を販売している頃は『サーキットに持ち込んで走りたい』とか
『首都高速や峠道に通って走りたい』いう本格的なお客様が多かった印象でした。
しかし、右ハンドル車になってからはちょっと違ってきた印象なんですね。
『普通に街乗りに使いたいし、通勤やドライブもしたいけど、時にはスポーツもしたい』
というお声が多くなってきているんですね。
んで、そんな普通の使い方ということで、奥多摩周遊道路をくるっと廻ってきました。
(奥多摩周遊道路をご存知無い方、ゴメンナサイです。)
で、なんで奥多摩かって? それは私にとっては慣れ親しんでいる道だからです。
実は天気が良くて暖かいと、時々バイクで出没してるんですねぇ。
自宅からは距離も丁度良いので。
(もう500回は行ってるでしょうか..。だからコーナリングポイントがバイクっぽいかも?)
メガーヌRSは高速道路をそれなりのスピードで走るとか、ハイスピードのワインディングを
走った方が本領発揮しますが、そういうのはあちこちで紹介されておりますので、今回は
もっと普通の感想です。
普通の街乗りには硬い足?と思われる方も多いでしょうが、標準グレードのドイツ車
の方が車種によっては硬い足だったりします。
ドイツ車乗ってた方からは時々そんなコメントも..。
シートがレカロのバケットタイプの為、その薄さが硬い印象を助長しますが、実はそんなに
ガチガチでは無いんです。街乗りでも意外と疲れないんで、通勤使用もOKです。
ところで、ご紹介したいのはシートリフターによる座面位置の変化レベル。
下の写真はリフターを最高にした場合と最低にした場合の目線の位置の違いです。
丁度、私の目の前にカメラを置いて撮影してますから、ダッシュボードの位置で比較
していただくと分かり易いと思います。
このリフターの変化は非常に大きく、使い方として多いお声は次のパターンです。
①奥様もご主人様も運転するので、お2人の座高の違いをリフターで解消。
②視力の衰えを感じ出しているため、車両周りも遠くも、よく見える(一番高い)状態が良い。
③スポーツカーなんだから、コックピットみたいに「深く埋まって」運転したい。
というご要望ですね。夫々にご希望が異なりますが、全てに対応できますね。
因みに、身長174cmの私の好みは真ん中あたりでしょうか..。
さて、話は元に戻りますが、この車で奥多摩のような道幅の狭いワインディングを走ると
どうなるか?という事と、そこに行くまではどうなのか?ですね。
結論から言うと『余裕ありすぎ』というのが一番ですね。
行くまでの道のりは普通の道のりですが、腰が痛くなることも無く1時間以上走り続けます。
クラッチも馴染んできて、多少渋滞でもミートに神経を使うことも無いですし、MTシフトの
アップダウンも同様に意識せずとも疲れませんね。。
青梅を過ぎる頃から片側一車線で細い道になりますが、この辺りから基本的に2速と3速
しか使いません。
4速以上だと速度が出すぎてしまいますし、回転を落とすと面白くないんですね。
制限速度も低いですからねぇ...。
低速とは言え、2~3速で走っているとコーナー出口手前からアクセルを踏み込むと、
相当クイックに追従してくれるのが良く分かります。
ノーズが向きたい方にグングン向いてくれるんですね。ダイレクト感を強く感じます。
こういう狭い道幅で速度が低くても、やはりそれなりに面白く走れます。
混まずに流れるようにスムーズに走れれば、実に楽しいです。
ドライバーの意思どおりに車が素直にスムーズに動いてくれるため、変なストレスが無く
疲労が少ない上に、自分の動かしたい意識どおりに動いてくれる車なので、操っている
という感覚が強く感じられます。
だからこそ、 高速道路じゃなくっても、ハイスピードワインディンロードじゃなくっても、
近所の峠道や、ちょっとした街中のコーナーでも楽しめる車だと思いますね。
メガーヌRS以上にハイスペックな車や直線番長みたいなハイパワー車もありますが、
メガーヌRSの魅力はトータルバランスの良さと操っている感を感じられることですね。
ちょっとした低速コーナーや街乗りでも楽しめ、普段使いも対応出来るという懐の深さは
メガーヌRSの魅力だと思います。(店長)
PS.昔のインプレ集はこちらからどうぞ↓
http://www.renault.jp/dealer/renault_kodaira/udata/diary/2009/2009.4/2009.04.17