今日のわんこ

2011.01.12.Wed DIARY

石田です。今日は犬好きの方に読んでほしいようなそうでもないような、そんなお話です。

今私の家では一匹のチワワを飼っています。名前はユウ。オス生後6ヶ月ぽっちです。あんまりチワワっぽくない外見をしています。

北の岡山さんがこやつを見た第一声は「キツネみたーい」でした(笑)うんそうだよね、キツネだよねこれね。
この子に会うまでには、いろいろと紆余曲折がありました。

今年の7月に、15年間かわいがってきた犬が死にました。名前はティコ。シーズーの女の子です。

私が小学校の時に我が家に来てから、何をするにも、どこへ行くにも一緒でした。 
シーズーという犬種は中国が原産で、元々は皇帝の元で愛でられていた種類らしいです。彼女はまさにその時分の性質を体現したかのような性格で、どこまでもわがままで、どこまでも気の強い暴れん坊でした(笑)
ティーが家に来た頃は私もまだ幼かったのでとにかく遊んでほしいばっかりで、ちょっかいを出しては噛まれて泣いてを繰り返し、それを見て両親は呆れ返るのが我が家の日常風景。兄弟のいない私にとっては、ティコは人間ではないにしろ妹同然の存在でした。

彼女を亡くしてからの我が家はまるで火が消えたようで、家族みんなが今にもはちきれそうな気持ちを抱えて暮らしていました。
最後はもう寝たきりになっていた彼女の定位置は我が家のソファの足元で、食事の最中なんかはちらちらとみんなでそっちを振り向きながらご飯を食べたりしていました。でも、もうそこを見てもティーはいません。
みんながみんなその現実に耐えられなくて、無駄に遠くに出かけてみたり、極力家にいないように、いたとしても彼女の気配の残る居間にはいないように努める毎日が続きました。
母はもう二度と犬なんて飼わないとまで言っていました。

けれど、人間とは簡単で単純な生き物で。「犬を飼うことでもう二度とその辛さを味わいたくない」という気持ちから、段々と「この気持ちを癒すためにはもう一度犬を飼うしかない」という気持ちに変化してくるわけです。いい加減ですよね(笑)
この頃私はしょっちゅう家にいないことが多かったんですが、その間に父と母が動き始めます。
保健所の子達を引き取ろうと考えてみたり、家から遠く離れた廿日市までいい子がいないか探しに行ったり。気ままに探し回っている風でしたが、その姿は私から見たらどこか必死でした。
そして私が旅先から広島へ帰ってくるというまさにその日。友人の家でだらだらと過ごしていた昼下がり、自宅から一本の電話が入りました。

私「もしもし?なに?」
母「アンタ何時に帰るんね」
私「んーわかんない。準備したらもう出るけど…どうして?」
母「ふうん……。……早く帰ってきたほうがいいと思うよ」
私「?( ゜Д゜)なになになになになにその言い方!めっちゃ気になるんですけど!(笑)」
母「くふふふふふ」
私「なんだっつーのよ!!」
母「ティーの弟が来たよ」
私「…………………………は??????」
母「ティーの弟が来たよ(大事なことだから2回言いました)」
私「えええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!」

即座に荷物を片付けて、新幹線に飛び乗って帰りました(笑)
そうして息を切らせながら駆け込んだ家にいたのがユウで、見た瞬間ものすごく心が癒されたのを今でもよく覚えています。

ユウという名前は私が帰りつく前に両親が既につけていた名前だったんですが、どうしてその名前にしたのか聞くと、
「ティー(T)の次はユウ(U)だから」
と言われ、我が親ながらハイセンスだな…と思わず感心してしまいました(笑)友人たちにも概ね好評な名前です。

ティーを失った我が家のショックを癒すべくやって来たユウは、彼女とはまるで正反対の性格をしています。臆病、従順、常にハイテンション(笑)
特に私に対する態度に大分違いがありまして、ティーは私を完全に邪険に扱っていたんですが(小さいころ無邪気に構いまくったのが要因です)ユウは私が大好きです。というか、若い女の人が好きっぽいです(笑)おっさんです。
今までが今までだっただけにこのテンションと態度の違いに初めは石田家全員口ポカーン(゜Д゜)状態だったんですが、時が経つごとにそれにも慣れ。今ではもうユウは立派なうちの家族です。

さて、そんなユウの初めての友達が今我が家で暮らしています。
母の知人がこの度赤ちゃんを授かりまして、いよいよ臨月になった先月、その方のわんちゃんを預かることになったのです。

先程もちらりと書いたように、うちのユウは臆病です。ぶっちゃけビビリです。すぐ耳は垂れるし、道行く他の犬にいつも負けてます。
そのユウが他の犬と生活する…果たしてできるだろうか…いやできない(断言)というように反語で家族全員の意見が一致したところで、やってきましたプードルのプーちゃんオス4歳!すごく人懐こくて賢くて従順ないい子です。

お手、おかわりはもちろん、それはだめよ、あれはだめよ、ここにいなさいなど、大方の命令には是も非もなく従ってくれます。
うちのしつけとはわけが違う…!!と思わず戦慄が走る石田家一同。
プーちゃんを見た後にうちのユウを見ると鼻垂らしたがきんちょに見えます(言いすぎです)プーちゃんは好青年の東大生って感じです。足がびっくりするほど長いです。人間だったらもてる要素抜群ですね!
そして肝心のユウの様子はというと、まあもう言わずもがなですよね。耳は垂れ、おなかを出し、完全に服従のポーズでした。よわ……っっっっ(笑)
でもプーちゃんがソファの上にいたり小屋の中にいたりすると途端にいい気分で吠え出したり。お前はゲームで言うところの小物キャラか!!
本人(本犬?)遊びたい気持ちはあるようでプーちゃんがこっちにおしりを向けてたら追い回していくんですが、逆にプーちゃんがユウと遊ぼうと追いかけてくるとへっぴり腰で即退避。
あまりに見事なへっぴり腰に一度本気で笑いが止まらなくなりました。リアルに腹筋が壊れるかと思いました。

今はもう大分改善して、逆にプーちゃんが怒ろうが何しようがまったく懲りることなく構って構ってーと向かっていってます。微笑ましい通り越して段々プーちゃんが哀れに思えてきている我が家一同。
彼がいつまでうちにいてくれるのかはわかりませんが、いてくれる間は二匹仲良く元気でいてほしいなと思います。そのためにしつこいぐらい可愛がります(笑)
シリアスなんだかどうなんだかよくわからない日記なってしまいましたが、犬を飼ってるというお客さんが時々いらっしゃるのでちょっと思い立って書いてみた、今日のわんこでした~(某番組風に)

二匹ともすごく嫌そうなツーショットでおわり!(笑)

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