サービススタッフ修理話【タイミングベルト交換】

2010.03.04.Thu DIARY

テクニシャンの角澤です。

今回は、タイミングベルトの交換についてです。
少し前までは、メーカー推奨『5年又は6万キロの定期交換部品』に定められていました。
現行車は、4年又は6万キロとなります。
(車種・年代によって若干の違いが有ります。詳しくは、メンテナンスノートに記載されています。)

このベルトは重要で、切れたり・外れたりするとエンジンが掛からなくなってしまいます。
そうなると、タイミングベルト交換の何倍もの修理代がかかります。
ですので、年数・距離が推奨交換時期に到来したら交換をお勧めしています。

タイミングベルトは普段は隠れていますので、交換するにあたってはその周りの部品を外していきます。
(車種によってはエンジンの脱着が必要となります。)
タイミングベルトの奥にウォーターポンプと言う部品が付いています。
(車種によっては補機ベルトで駆動している物も有ります。)
タイミングベルト交換時には、このウォーターポンプも必ず一緒に交換をお勧めします。
実は、ウォーターポンプも経年劣化により後々水漏れを起こす可能性が有るのですが、
水漏れを起こしてから修理すると、再びタイミングベルト周りの脱着が必要となり、
作業工賃がかかってしまいます。
この作業工賃は結構かかるため、タイミングベルト交換と同時交換するのが一般的なんです。

写真はタイミングベルト・ウォーターポンプとなります。
ここまで来れば、あとは新品に交換し外した物を組み付ければOK。
冷却水を入れてエアー抜きをすれば作業完了となります。

この作業にはお時間が掛りますのでご了承ください。

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