セールスアドバイザーの田中です。
「タイヤ」って観察したことありますか? 日常的に空気圧に残り溝やシーズンタイヤの入れ替えetc・・・。
今日は意外と知らなかった? 『車速記号』のオハナシです。
画像の 185/70R14の見慣れた文字。その他普段注目するのはタイヤ銘柄くらいでしょうか。
・・・、さて今回の主役はその後に続く「88S」の『S』です。
そもそもこの英字の意味はなんでしょうか?
この英字は「速度記号」といって、規定の条件下でそのタイヤが走行できる速度(最高速度=能力)を示す記号です。
たとえば冒頭の185/70R14 88S は誰もが見たことがある国産1500ccクラスのタイヤなのですが、
『S』は最高速度180km/hを示しています。
日本の法定速度を考えれば十分な数字で何ら問題ありません。これはこれでOK.
で、気になるのはルノーのタイヤになるわけです。
まずはこちらのタイヤはルノー最小コンパクト、新型トゥインゴS(1000ccNA)185/60R15。
この場合は84H。 さぁ、Hってどうなのか?
『H』は最高速度210km/h。?! 初っ端から感覚がおかしくなりそうです。
お次はこちらのタイヤ。
皆さん大好きカングーZEN(1200ccターボ)195/65R15。
こちらは95T。 『T』は190km/h。カングーの見た目どおり逞しい数値のようです。
最後はとっておきのメガーヌR.S.トロフィー(1800CCターボ)245/35R19 93Y。
えーっと『Y』は300km/hですね。
・・・・・・って、もはや常識では理解できないレベルです。
ということでルノー・スポールは別世界としても、欧州車が生まれ育った環境ではこのレベルが普通なのでしょう。
このようにルノーは工場出荷時からクルマの特性にあわせた一流銘柄を選択して装着しています。
これは特定のスペシャルモデルに装着される専用指定タイヤのお話ではありません。
ほとんどの車に2社程度設定されていて、仮に1社でトラブルが発生しても影響がないようにしているそうです。
あきらかにコスト最優先で見るからに安価なタイヤではないのが嬉しいですね。
このようなところからも、ルノーが考えるクルマへの想いや
妥協してはいけないポリシーのようなものを感じることができるのです。
みなさんのクルマはいかがでしょうか?
だからどうという事ではないので悪しからず。
ちょっと見てみるとクルマの特性をより深く知ることができるかも知れませんね。
ルノー小平 セールスアドバイザー
ルノー・スポールスペシャリスト
田中 友(たなか とも)