パワーステアリングの思い出話し

2022.05.13.Fri DIARY

ルノー小平セールスアドバイザーの田中です。

今日のお話は「車速感応式電動パワーステアリング」です。

何をいまさら?

ハンドル操作を軽くしてくれるパワーステアリング(パワステ)。

何気なくハンドル回していますけど、実はあれってアシストが効いてないと非常に重たいのです。

昔のパワステは油圧式だったので、ハンドルを回す度にエンジンの回転数が少し上がったものです。

燃費にも僅かながら影響していました。


2000年頃になると徐々に電動パワーステアリングを採用するクルマが増えました。

車速に応じて電動アシスト量を可変させることも特徴でしたが、当時はこのプログラムがなかなかの曲者。

私自身は2003年に所有したメガーヌⅡが初めての電動パワステでしたが、

当時は人の感性と少しズレたような、まるでゴムをねじるような違和感があった事を覚えています。

可動部がラバーを介しているも要因で、試乗の際にこの違和感を乗り越えることが第一関門でした。

段差や荒れた路面で一瞬グリップを失うと「バコン!」「スカッ!」と操舵力が抜けて激軽になる事もありました。

結果、私のメガーヌⅡ(ph1)は4年7万キロほど所有した後、マイナーチェンジモデル(ph2)にバトンタッチ。

デザインが好みだったこともありますが、中身の激変は代替するに値するものでした。

この営業マン泣かせの違和感はマイナーチェンジで見事に解消。

しかも、電動パワステでも路面の状態が手のひらを通して伝わってくることに感激しました。

さらにルノーシートは腰から後輪の動きを良く伝えてくれるのでもう最高!

それはペースを上げて走るとより顕著に体感することができ、

設計の中心点(速度帯)が、日本より高い位置にあることを教えてくれました。


人馬一体、思った通りに素直に車が動いてくれる事もルノーの大きな魅力です。

だからルノーは素のシャシー性能だけでも充分に運転が楽しめる。

「もう滑っちゃいそうだよ!」という限界も察知しやすいので安心です。


今では数々の電子デバイスが備わり鬼に金棒ですね。

さぁ、現代ルノーを心行くまでご堪能くださいませ!!


↓私が所有した2代目メガーヌ。MC後のPh2ですね、懐かしい・・・。

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