ルノー小平セールスアドバイザーの田中です。
前回、カングーⅠ型までお話しました「カングーノワール誕生秘話」の続編。
みなさんよくご存知の現行モデル、カングーⅡ型以降のお話です。
2009.09 「ここがこうだったらもっと良いのに」
まるで世界中のカングーオーナーの要望を具現化したようなNewカングーが登場しました。
いわゆる5ナンバーサイズで小型の先代カングーでは成しえなかった、
ヨーロッパ貿易における物流基準となるEuroPallet(1200mm×800mm)を荷台に積むことも前提にワイドボディに設計されました。
なにせ1997年以来のフルモデルチェンジですから走行安定性、衝突安全や環境性能の向上はもちろん、
機械としての信頼性や耐久性、使い勝手も大幅にブラッシュアップされ多くの人々に歓迎されました。
日本では、初代と比較すると大型化されたことで静かでどっしりとした走行感に変わったこともあり、
登場初期こそ親しみを込めて「デカングー」と呼ばれた時期があったものの、
その基本設計の素性の良さを示すように進化を続け、
登場から10年以上が経過した現在でも第一線で活躍しているベストセラーモデルとなっています。
そんなカングーⅡ型の歴史と共に歩んできたオリジナルモデル、
その第1弾が2009.11登場の「KANGOOⅡ WestTokyoVersion」です。
~本国のカングーらしさがお好きな貴方へ~
これをテーマに、日本未導入のエクスプレスグレードの前後バンパーを装着しました。
「エクスプレス」は無塗装黒素地の前後バンパーを纏った職人さん仕様のベーシックグレードのひとつです。
ある意味で仕様を落とすような手法は知れば知るほどカングーを魅力的に見せるので不思議です。
このWTver.の人気を追うかのように、2010.6月インポーターのルノー・ジャポン㈱から
現在ではお馴染みの限定車、特別ボディカラーのカングークルールが誕生します。
カングークルールはWTver.同様に無塗装黒素地の前後バンパーが標準装備とされ、抽選販売になるほどの人気を博しています。
WTver.ではさらに追加でテールレンズフィニッシャー上下も黒素地に変更するメニューも用意されました。
一方でインテリアはお好みの彩を配色することができるオリジナル商品スタイリッシュインテリアを設定し、
オーナーの個性を表現できる無二のカングーへカスタマイズできるようになりました。
・・・・少し長くなりましたね。今回はここまで。
次回はカングーⅡ、マイナーチェンジ(ph2)以降のお話。
記憶があるだけでもカングーノワール、ノワールマット、ノワールマット2019と続きます。
ルノー小平 セールスアドバイザー
ルノー・スポールスペシャリスト
田中 友(たなか とも)