新型カングー ~新旧比較 安全性~

2009.09.08.Tue DIARY

店長の中川です。

今回は安全性の進化についてです。

安全性能の中には広い意味では『運転しやすさ』という事も含まれます。

まずご紹介したいのはATシフトノブの位置。
旧型では日本人にとってはちょっと遠く感じる方もいらっしゃったようです。
特に女性からそのようなご意見を頂く事が時々ありました。
このシフトノブ、新型ではオーディオのすぐ下に位置しており、『近いくらい』に改善してます。

また、旧型では無かった運転席のリフター(シートを上下動かせます)とチルトステアリングにより、
小柄な方でも安全なドライビングポジションが得られるようになりました。

更にサイドブレーキも『Tの字』のような形に変更されています。
こちらはフランスのLa Poste(郵便局)の協力で開発したそうなんです。
郵便局のドライバーは1日平均300回、サイドブレーキを引いているそうで、
最も疲労の少ないデザイン、という事で今回のデザインになったそうです。

ところで、安全性といえばやはりブレーキ等、足回りの進化も重要です。
新型カングーには以下の装置が付いてます。
・EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS(アンチロックブレーキ)
 ⇒乗車人数や荷物の重量により制動力を配分する装置がABSに付いてます。
・EBA(緊急ブレーキアシスト)
 緊急ブレーキ時に100%の踏力でブレ-キングするのをアシストします。

もちろんブレーキは4輪ディスク(旧型はフロントのみ)になりました。
フロントは280mm(旧型は259mm)、リアは274mmと大型化。

ところで...
ドイツの自動車雑誌にオートモーターアンドスポーツ(AMS)というものがあります。
AMSのブレーキテストで『1人乗車で時速100km、10回フルブレ-キで停止し、10回目の距離を測る』
というものがあるそうです。

新型カングーはこのAMSのブレーキテストでは39mの結果を出しました。
旧型よりも11mも短い距離で止まれるんです。
因みにこのテスト結果はポルシェケイマン(35m)にかなり近い数値です。

その他にもカーテンエアバッグの追加や衝撃時にシートベルト下への潜り込みを防ぐ
アンチサブマリンシートの採用により、安全性はピカイチになりました~。

如何です?安全でしょう~。

次回はいよいよ走行インプレッションをお届けしま~す。(店長)

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