新型カングー ~走行 インプレッション~

2009.09.09.Wed DIARY

店長の中川です。

ようやくインプレッションまで来ました~。

新型カングーには日産のCVTが...と思っていた方。すみません....。4ATです。
しかし!今回のATはすんご~く変わりましたよ~。

トルコンが変わったの?構造が変わったの?とルノージャポン担当者に尋ねたところ...
『旧型と同じDP0(ATの名称です)です!』との事。
『嘘~!!!!』と言ってしまうほどスムーズになっています。
まるで別物ですね。

走り出しは旧型に比べてやはり重さが影響します。ちょっとモッサリ。
でも、これって余計なものが付いてなくて、軽かった旧型と比較するから感じるだけで、
排気量から考えると至って普通の発信加速なんでしょうね。

このAT、エンジン音を聞いてないと変速している事が分からないくらいスムーズなんです。
走り出しの『モッサリ』を過ぎてすぐに、気持ちのいいスムーズな加速感。
別に、決して『早い!』という訳ではないんですが、旧型と同じで気持ちいいんですね。
もちろん、ルノーAT特有のシフトダウンも顕在です。ただ、かなりおとなしめ。

実はこのAT、クーリングシステムとマッピングが変更されたそうですが、この交渉は苦労したそうです。
交渉したのは数年前にルノージャポン社長だったアラン・レーマンさんだそうです。
当初、次期型カングーにはMTの予定しかなかったそうですが、レーマンさんがしつこく交渉したそうです。
『日本には絶対ATが必要!それもスムーズなATじゃないと絶対駄目!』って感じらしいです。
殆ど日本のためだけに作ってくれたようなATらしいです。
レーマンさん。ありがと~。

次にハンドルが今回から電動パワステに。
メガーヌやルーテシアにも電動パワステが採用されていますが、更に進化してますねー。
スピードに応じて16段階に調整してくれるのですが、熟成に熟成を重ねていますので
違和感が無くてスムーズなんです。旧型よりも軽い為、運転が楽なんですね。

更にブレーキ。
旧型と全然違います。AT・パワステ同様、体感できる相当な進化です。
旧型と同じ感覚でブレ-キングすると、頭で予定している停止位置より手前で停止します。
それも急制動では無いんです。制動時の挙動はボディ剛性やサスペンションが吸収しますので、
スムーズに短い距離で止まるんです。『あら不思議。』って感じです。

このATとパワステ、ブレーキをまとい、試乗すると....

走行音が静か。
ATがズムーズ。
パワステが楽ちん。
ボディが旧型よりもロールしない(ロール剛性10%アップ)。
旧型よりも低速時の路面ギャップを拾わない。
やはり何といってもフランス車の乗り味。(いわゆる猫足)
だから、気がついたらスピードが出てる。
  ↓
メーターを見てちょっと焦る....。

簡単に言うとこんな感じですが、旧型と大きく異なるのはそのハンドリングです。
まるで目線の高いスポーツカーに乗っているような感覚に捕らわれます。
決して硬い足回りではないのですが、コーナーリングはスポーツカーそのものです。
実に面白い~。
逆に旧型と最も共通しているのは『運転が楽しい』事ですね。流石カングー!!(店長)

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