~FSW走行体感記(ヘアピンコーナー偏)~

2020.05.11.Mon DIARY

皆様 こんにちは。 ルノー小平SAの中村です。 いつもルノー小平をご愛顧頂きまして誠に有難うございます。

さて、今回もFSWの走行体感(シリーズ5回目、ヘアピンコーナー偏)をお聞きください。

 

100Rを立ち上がってヘアピンコーナーに4速ギヤのまま加速して行きましてWAKOS」のゲート看板付近で

ブレーキング。そして4速→3速にシフトダウン。

このゲートからコーナーまでは大分、下(クダ)っていますので早めのブレーキがおススメですね。w      

ヘアピンと名がついてますが以外にも3速のままで侵入して、しかも出口が広く 早めの

クリッピングでアウト側いっぱいに向けて脱出するラインで、もぉ-外側のサスペンションは

フルボトム状態で力いっぱい旋回する感じで走っていますww・・

次の300Rに向けて加速重視のコーナーと思ってよいのでしょうね。。

 

そんなことで自動車のサスペンションの働きとタイヤのグリップ力の関係を私なりにお話し

させてください。

タイヤのグリップ力を最大限引き出すのはサスペンションの働き具合なんですね。

 

私、オートバイも好きでサーキットでも走らせることありまして サスペンションを

上手く使ってグリップ力を高めます。もちろんプロライダーさんから教えてもらいましたが・・

オートバイって車体を傾けてコーナーを旋回しますよね。そこで先ずコーナー手前で減速ブレーキ

を掛けます。そうするとフロントのサスペンションが「ググーー」って沈み込み(ボトム)します。

すると今度は縮んだバネが伸びようとする反力が発生します。それがタイヤを路面に押しつけるエネルギー

になります。(車体にはブレーキ荷重や遠心力荷重がかかってますから・・

なのでバネが縮んでいる状態をキープしながらオートバイを傾てることが肝で車体が安定します。

(ただブレーキを掛けたままだとオートバイは傾かないのでブレーキを放すタイミングと、

アクセルを開けるタイミング(リヤにも加重をかける)が非常に重要なんですね!”

ちょっと話がズレてしまいましたが自動車も同じでサスペンションがボトムしている時が

グリップ力が高くなることですプロドライバーさんはその4つのサスペンションをうまく

働かせることを加味してハンドル操作やブレーキ、アクセルのコントロールをしてるそうですよ。

前置が長くなってしまいましたが・・

 

自動車のサスペンションは車体と車輪(タイヤ)を支えていて走行中路面の凸凹による衝撃を吸収し

車体に振動を伝えないような働きをして乗り心地や自動車を安定して走らせる機能を

持っています。そのサスペンションですがバネ(スプリングダンパー(ショックアブソーバー

とで構成されています。

さまざまな路面でタイヤに振動が加えられたときその衝撃を吸収し打ち消してくれるのがバネ

です。大きく速い力が加われば加われるほどバネは(先にもお話しましたが・・)

その反力大きく伸び上がろうとしますよね。

そうなると車は上下に揺すられながら走ることになってしまいますよね。 車酔いしそうww

その伸び上がろうとする力を押さえゆっくりとした動作へ変えてあげるのがダンパーなんです。

その仕事を「減衰力(ゲンスイリョク)」っていいます。乗り心地や走行性能にはすごく大事な

ものなんですね。

フランス車って昔から「(=^・^=)ネコ足」って呼ばれるほどサスペンションには定評が

あるんですよ!

猫って私たち人間なら骨折して大けがしてしまう高~いところから飛び降りても何事もなかったように

ピタッと止まってひょうひょうとしてますよね。

そんな猫って非常に高い衝撃吸収力と優れた減衰力「足」の持ち主だからなんですねぇww

 

そこで今回、新型メガーヌGT、RSに装備されておりますサスペンションを少しご案内させて

ください。

フロントはマクファーソンストラット式です。(RS系は更にDASSが装着されてます)

DASSは前回FSW(1コーナー編)でご紹介させていただきました機構です。

そしてリヤはトーションビーム式です。

なん~だ! 至って普通のサスペンション型式じゃねーか・・?って思われた方は多いかと

思いますが私が惚れ込んだところはこれからご紹介させてください。

ところで昨今ライバル車などは「電子制御のマルチ可変ダンパー」を採用しているサスペンション

を多くみられますがルノー車は “それ”を採用することは考えてないそうです。

そのわけはルノースポールエンジニアさんの言葉を借りますと以下の通りです。

今のところわれわれは全く検討もしていません。私の私見でもあるのですが可変プティング

ダンピングというものは根本的に理想的なサスペンションとは思えないからです。

そもそもあるタイヤやスプリングの剛性やバネレートに対して最適な減衰力のポイントはひとつしか

存在しないので、タイヤやスプリングがそのままなのに減衰力だけが変わるというのは

本末転倒ともいえるのではないでしょうか

最適な減衰力で理想的なハンドリングや乗り心地を実現するのが本来の姿ではないでしょうか。』

そう言うことなんですね。(・_・D フムフム

 

だいぶ話が長々となってしまいました。ので、本題の〝メガーヌのサスペンション”は次回改めて

ご紹介させて頂きたく思います。。スミマセン

それでは、皆様におかれましてどうぞご自愛くださいますよう心よりお願い申し上げます。

 

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