T「Tより本部!只今、未確認走行物体をキャッチしました!!」
本部「なに!?確認しろ!!」
T「あっ、あれは・・・なんだ!?銀色で、全体的に丸みを帯びていますが・・・
かなり重心が低い模様です・・・接近を試みます・・・」
本部「気をつけて行動するんだ!」
T「了解!!」
T「接近成功!画像送ります」
本部「なんだこれは!?何が写っているのかわからんぞ!!」
本部「おいT!相変わらずの、寄ってから引くみたいなアレか?」
オペ「次の画像来ました!!」
本部「だから、何なんだこれは!!わかる人にしかわからんぞ!!」
T「こっ、これは・・・すっ、すごい・・・なんという事だ・・・屋根がない・・・
見えないバリヤーみたいなものがあるのか?・・・」
本部「なに?何がないだと?」
T「中は丸見えですが、誰も乗っていないようです」
本部「よし!隈なく調べろ!!」
T「ドアらしきものはあるのですが・・・取っ手がありません・・・
音声認識でしょうか?試してみます・・・」
T「開けゴマ!!」
T「ひっ、開きました!!驚いた・・・顎にぶつかるかと思った・・・
ついでに後部のハッチも開きました!!」
T「熱反応あり!!どうやら動力のコアらしき部分です!!」
本部「なにぃ!?早く画像を送れ!!」
本部「ん~~シンプルでいて、なんと大胆な・・・」
T「内部隔壁を調べると、ボディを覆っている部分はプラスチックのような素材です」
本部「では、物凄く”軽い”と言うことか?」
T「そのようです、6・7人いれば持ち上がりそうです・・・」
本部「それにしても・・・いったい誰がなんの目的で・・・」
T「最後にもう一枚送ります」
T「んっ!?なっ、なんだオマエ達は!!サングラスに黒いスーツ・・・葬式帰りか?
やっ!やめろ!離せ!!(ピカッ!)うっ・・・・・・」
本部「どうした!!なにが起こった!!おい!!応答しろ!!」
オペ「通信途切れました!」
本部「まあいい・・・いつものことだ・・・」
本部「それにしても、地球外か”未来”から来たとしか思えんな・・・」