さて…冬の到来の一抹の寂しさを告げる、街路樹の様な枯れ具合の店長です。
待望の新型「MEGANE GT」、もうご覧いただけましたか?
ボンネットや左右ドア下方の、あたかも彫刻刀で削り取ったかの様なシャープな造型は、ぜひ実車でご確認ください。画像でお伝えするには、少々ムリがある様です。
ハッチバックのリアから見たショルダーの張り出しっぷりやテールレンズの立体感、左右出し(右はダミーですが…)のマフラーによる迫力も魅力ですが…
個人的には「MEGANE Sport Tourer GT」に胸キュン(死語)です!!
まぁ…推しておきながら、あまり在庫持ってないんですが……(汗)
本来実用車たるステーションワゴンを、実用的なままこんなにスタイリッシュにデザイン出来るとは…
デザインから紐解くと(主観です。あしからず)、トレンドでもありますが「フローティングルーフ」状に見せているのが、かなり効いていると思われます。本来、テールゲート周りの剛性を稼ぐ為にもDピラーは太く作り、それがデザイン的に力強く見えたりするのが王道なんですが、「MEGANE Sport Tourer GT」の場合はここをブラックアウトして、リアガラスが回り込んだ様なアプローチになっています。Aピラーから連なるルーフラインは、ルーフ後端まで(ほぼ)浮いた状態…これがデザインをスッキリと、また伸びやかに見せています。最近はこの手法を取ったデザインも多く見られますが、私の記憶が確かなら、明確に「フローティングルーフ」を意図されたデザインとして打ち出したのは、1973年のRANGEROVERが最初ではなかったかと…元来、エレガントな表現なんですね。
さて、先ほど(ほぼ)浮いた状態と表現しましたが、「MEGANE Sport Tourer GT」の場合、サイドの窓枠下端のメッキのモールがDピラー前で跳ね上がって、ルーフを繊細に支えています。ここが最大の魅せ場でしょうね。これによって、キャビン側のウインドウグラフィックとラゲッジ側のウインドウが隔てられ、なおかつどこがDピラーなのかが曖昧、という面白い効果が出ています。
現行のJAGUAR XJも、極めて美しいルーフラインをあえてCピラーをブラックアウトで隠し、見る人の頭の中でルーフラインが完成される事で深い印象を残す、という手法が取られていますので、似た様な効果を狙ったのかもしれませんね。
嗚呼、本気出したら疲れた…今日はこの辺で……(-_-)zzz…