Bonjour 🇫🇷
ルノー水戸の茂野です。😃
今日はクリスマス・イヴ
そう、今から120年前の1898年の今日、ルノーの歴史が始まりました。
今日はルノーの歴史を振り返ってみましょう。
1898年のクリスマス・イヴ、当時21歳だったルイ・ルノーは三輪車をベースに改造した車で、それまでどの自動車も登れなかったモンマルトルの坂道を苦もなく登ってみせました。
※余談ですがちょっぴり老けて見えるのは私だけでしょうか(笑
さて、冷やかし半分に見ていた友人達もこれにはびっくり!!
その性能の秘密は彼が発明したダイレクト・ドライブ・トランスミッションでした。
これは後に特許を取得し、世界中の自動車メーカーに採用された技術です。
ルイ・ルノーはその場で12台の注文を受け、これが彼の車作りの始まりとなったのです。
ルイ・ルノーは兄マルセルとフェルナンと共に翌年の10月にルノー・フレール社を設立します。
商人だった2人の兄の資金とルイ・ルノーの機械造りの才能が統合した結果、会社は瞬く間に成長していきました。
また、積極的にレースに参加しては勝利を収め、お客様を獲得していったルノー・フレール社は、やがてパリ市のタクシーを大量受注します。
ルノーは手作り生産から分業による大量生産に移行してゆきました。
第一次世界大戦下では、このタクシー1200台が対ドイツ戦においてフランス兵の輸送車として大活躍しました。
これが有名なマルヌのタクシーです。
その後もルノーはフランス軍の主要サプライヤーとして生産を拡大していきます。
あらゆる車種に加え戦車、航空機のエンジン、航空機にいたるまで製造しました。
しかし第二次世界大戦でフランスがドイツに降伏すると、ルノーはドイツ軍の圧制下に置かれてしまいます。
この結果、フランス解放後ルノー社の資産は国に没収されることとなります。
1945年、ルノーはド・ゴール将軍の行政命令によって国有化され、ルノー公団として新たなスタートを切ることとなります。
ルノー公団最初の主力商品は、終戦前に開発していた4CV(キャトルシヴォ)でした。
この大衆向け小型車4CVは戦後社会において大成功し、ルノーの再建に大きく貢献しました。
4CVは当時日本では日野自動車がノックダウン生産をし、1950年代にはタクシーとして親しまれたモデルです。
その後、ルノーは数々の歴史に残るベスト・セラー・カーを生み出します。
特に、フランス車史上最多の生産台数を記録し、クルマのジーンズと呼ばれたルノー4(キャトル)や、ルノーを ヨーロッパNo1メーカーに押し上げたルノー5(サンク)は、機能性とデザイン性を兼ね備えた車として多くの人々に愛されました。
また1965年に発売した世界初の高級ハッチバック車ルノー16(セーズ)は、実用性と美しさが融合した高級車として高い評価を得ました。
そして、1984年にはヨーロッパ初のモノスペース・カー、エスパスを導入。居住空間としての車という新しいコンセプトを提案したエスパスは、ヨーロッパに大旋風を巻き起こしました。
これは1990年代のトゥインゴやセニック、2000年代のアヴァンタイムの母体となったモデルなのです。
1990年代はルノーのレンジが一層充実した時代。
これらのモノスペース・カーに加え、ルーテシアやメガーヌ、ラグナなどの相次ぐヒット車が、ヨーロッパ・トップ・メーカーとしてのルノーの地位を確固たるものにしていきました。
ルノーは1990年に株式会社となり、1996年には完全に民営化されました。
また、新車開発のプロセスを一箇所に集結させるべくテクノ・センターを創設しました。
ルイ・ルノーが最初の12台を作ったビヤンクール工場創設からちょうど100年経った1998年に開設した同センターでは、9900人の社員が全力を注いで日々新モデルの開発に取り組んでいます。
1999年、ルノーは、ヨーロッパ市場はもとより世界市場で競争力をつけるため、日産自動車との提携を決定します。
同年3月、両社は提携合意書に調印。
これにより年間生産台数480万台、世界第4位の自動車メーカー・グループが誕生しました。
ルノーと日産はそれぞれのアイデンティティを保ちながら、互いにサポートするパートナーとして共に歩み始めました。
さらに同年7月にはルーマニアのDACIA、2000年9月には韓国SAMSUNG MOTORSがルノー・グループに加わり、ルノーはグローバル企業として、新たな1ページをめくりました。
ルノーは、自動車の歴史をその始まりから作ってきたブランドのひとつです。
120年前から現在に至るまで、ルノーを駆り立ててきたものは、品質向上への挑戦、デザインへのこだわり、そして技術革新への情熱です。
ルノーの車作りは、常にひとつのことを中心に据えて行われてきました。
それは、人への配慮です。
人々の命の重さこそが、ルノーの技術的な発展を支えています。
ルノーは、人が車に合わせるのではなく、車が人に合わせるべきだという理念を掲げています。
ルノーは、車作りを通して、人々の生活の質をこれからも高めていくことを目指しています。
2回目の還暦を迎えたルノー、これからもよろしくお願いいたします。
ルノー水戸 水戸市千波町1949-1 (茨城日産 水戸千波店内)
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