Kangooエンジンヘッド

2011.02.08.Tue DIARY

Kangoo1.4の水漏れなどによるオーバーヒートを繰り返した結果、起こりうるトラブルの一つにエンジン・ヘッドガスケット損傷による冷却水の消費と、なにやら、助手席の足元付近より、チョロチョロと水の流れる音が・・・これにより冬場エンジンの始動が悪かったり、エンジンがかかっても 黒煙を吐いて調子だ悪くなったりと、全てが不愉快な症状が出てきます。場合によっては突然エンストしたり、走行中突然走りが悪くなったりします。

原因はヘッドガスケットが損傷しシリンダー内へ冷却水が漏れ出て冷却水が減る事による症状で、水漏れ自体外へ漏れないので発見が遅れます。

修理作業としては、エンジンヘッドをおろしてガスケット交換を行うのですが、実際はエンジンを半分分解しての作業ですので工賃も馬鹿になりません。部品はその時の車の状態や日頃のメンテナンス状態によりまちまちですが、チリも積もれば山となるでけっこうかさむと思います。

ご覧のようにヘッドガスケットがボロボロでこの車両は危機一髪状態でした。

冷却水もれはピストンまで負傷を引き起こす可能性もあります。

でも、心配はいりません。

ちゃんと治ります。新品のガスケットを用意してヘッド面研磨して、ブロックとピストンを綺麗に処理して組み直せば、元どおりになります。前にも書いていますが、車輌の状態により付随作業が必要な時もありますが、そのつど対応になります。

今回の修理車は間もなく10万キロに差しかかる車両で、「まだまだ乗りたい」とのユーザー様のご希望で修理しました。

末永く、楽しくKangooを御乗り頂ければ、この仕事 やりがい十分ですよ(^^

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