こんにちは、ルノー札幌の谷野です。
カングーの20周年を記念した限定車「ヴァンタン」が発売になりました。限定車は「専用カラーに無塗装バンパー」というのが定番なのですが、今回は「ルージュ パボ」という少し濃い目の赤にカラードバンパーの組み合わせで、いつもとはちょっと違う感じのエレガントな装いの限定車です。
この「ルージュ パボ」は現行カングーがデビューした頃にはカタログモデルとして設定されていた時期があり、隠れた人気色となっていました。
「パボ」のスペルは「PAVOT」。フランス語で「ケシ」になります。「ルージュ」は「赤」ですので「赤いけしの花」。とは言ってもケシの花の実物をしっかり見る事はまず無理。なぜならケシはアヘンの材料になるので日本では栽培が禁止されているのです。なんだか物騒な感じがしてしまいますね。でもこれが同じケシ科でも 「丘の上ひなげしの花で~」と歌われている「ひなげし」になると急にかわいらしくなります。なるほど、赤いひなげしの花をよく見てみると赤い中にも茶色っぽさが見え隠れし、「ルージュ パボ」が表現している色味はこういう事なんだなって感心します。
ですので誠に勝手にではありますが、個人的に「ルージュ パボ」は「ケシ科の花の赤」という解釈にする事に致しました(笑)。
丘の上に咲いている赤いひなげしの花を見かけたら「カングー ヴァンタン」の赤だと思ってじっくり観察してみてください。そしてその後で結構ですので「ルージュ パボ」を観察しに当ショールームに足をお運びください。