こんにちは、ルノー札幌の谷野です。
2009年の発売開始以来、日本でのルノー車販売の主力車種でもあった2代目カングー。その最後の1台を納車させていただきました。
もう既にフランス本国では新型である3代目カングーが販売されているのですが、日本で発売になるまでには少し時間がかかりそうな気配。しばらくの間カングーがラインナップから姿を消してしまいます。
思い返せば初代カングーからモデルチェンジした際には大幅なサイズアップに伴い「デカングー」なんて揶揄され、「大きくなり過ぎ」という声が多く聞かれたのですが、実際に使ってみるとそれほど大き過ぎることもなく、広い室内空間や洗練された乗り心地、ホンワカした親しみあふれるデザイン等が多くの支持を集め、12年の長きに渡りその独特なポジションで人気を博してまいりました。
十数回に渡り発売された限定カラーも話題になり、フランス車のイベントではズラズラズラと並ぶカラフルなカングーの車列に心から感動を覚え、大変嬉しくなりました。2014年6月に開催された『カングー フレンチキャラバン in 北海道』もとてもいい思い出です。
実は、個人的にも2世代目のカングーを2台乗り継いでいるカングーフリークの一人でもありまして、商品説明にも熱が入る車でもありました。
今回納車させて頂いたカングーは、最後に発売された400台限定のカングーリミテッド。2代目カングーの新車としてはまさに最後の最後、こちらのお客様への納車が完了した事で2代目カングーの歴史に幕を下ろした事になります。
モデルチェンジで色々なところが改良され洗練され、環境性能や安全性が時代の要求に合わせてレベルアップするであろう3代目カングーに大きな期待を寄せるのは勿論なのですが、仕事上でもプライベートでも2代目カングーには「お世話になった」感が強く、販売が終了となった今では一抹の寂しさと、自動車という工業製品ではあるのですが「ありがとう」という気持ちでいっぱいです。