こんにちは、ルノー札幌の谷野です。
最近、古い自動車雑誌を整理する事があり、1980年代後半辺りからの大量の自動車雑誌と格闘することとなりました。
古い自動車雑誌なんかがスムーズに片付く筈もなく、中身を確認すべくパラパラと開いてしまったらもう最後、そこから片付けが進む訳がありません。ま、そうなる事は分かってましたけどね(笑)。
当然ルノーの記事や広告は隈なくチェックしてしまうのですが、1988年のルノーの広告に目が止ってしまったので、原文そのままご紹介しちゃいます。
『日本の自動車メーカーも見習えばイイのに、と考えさせられてしまう新しいルノー・サンクの登場です。100m走っただけでも誰もが”エッ、こんなに良くなったの”と声を上げる改良版です。ボディとサスペンションの剛性が20%もアップしているのです。もちろんエンジンも室内も大きくグレード・アップ。より優れたクルマに熟成させるヨーロッパ流マイナーチェンジを受けた新しいルノー・サンクです。○○装置や電子制△△といったモノを採用し、そればかり強調する日本の自動車メーカー流マイナーチェンジとは違う、実用的進歩のマイナーチェンジを受けているのです。あくまでも先進技術や電子制御はさりげなく導入しています。レザーシートを採用した最高級車種”バカラ”を新たに加えて6タイプ。空気抵抗を減らす新しいフロントグリルを採用し、グーンと高水準に生まれ変わったルノー・サンクです。』
恐らく広告代理店が作ったのでしょうけど「日本の自動車メーカーも見習えばイイのに~」なんて言っちゃってるのがイイですよね。時代背景もクルマに求められる性能も現在とは色々と違いますが、キャッチコピーも文章もストレートで分かりやすくて個人的にとても気に入りました。