セールスアドバイザーの梅田です。
前回に引き続き「キャプチャーのおはなし」第二弾です。
第一弾はデザインについてのおはなしでした。
引き続き今更なおはなしをしていきたいと思います。
話は変わって、
「バカンス(vacances)」という言葉をご存じでしょうか?
これ、実は英語じゃないんです…!(知ってた)
英語の場合はバケーション(vacation)
いわゆるカタカナ英語にあたるものだとは思うのですが、
バカンスはフランス語由来で、『長期休暇』を指す言葉です。
『長期休暇』、皆さんがイメージする期間はどれぐらいでしょうか。
私は長くて1週間。
ところがフランスのバカンスは約1か月。
フランスの年間の有給休暇は5週間ほど、法律で保証されているのが日本との違い。
しかも有休消化率は100%ともいわれ、
しっかり休むぞ!という意識は日本と大きく異なりますね。
「何もしないことを楽しむ」
「そんなに働いて、あなたの人生はどこにあるんだい?」
素敵な響きです。いつかは見習いたいものです。
まぁフランスではこのバカンスを心待ちに準備するわけですが、
その際の移動の手段としてクルマも選ばれるわけです。
さて、前置きも長くなりましたが、
ルノー車の特徴は「シート」にもあります。
バカンスの際には長距離移動なんてあたりまえで、
欧州はヒト・モノの行き来が自由なものですから、
もちろん国をまたぐ移動もできます。
昨今の事情を考えると今はなかなか難しいだろうとは思いますが、
500km-1000kmも移動することもあるわけですね。
そんな中求められるのは、
「長距離移動しても負担になりにくいシート」
フランス車は文化的背景からも負担の少ないシートが求められています。
「旅行先に到着したらクタクタでまずは休憩」は個人的に嫌ですね。
ドライバーだって遊びに来ています!
負担が少なければそのまま遊びに行けます。
これはうれしいことだと思いますよ。
さて、どうしたら疲れないか。
体力的に疲れるのはどうしようもありません。
それはあきらめましょう。
そこで出来るだけ身体に負担を少なくすることを考えます。
そのためにはシートが身体をしっかりと支えることが重要です。
特に長時間座っていると一番負担がかかるのは腰で、
腰のあたり(腰椎)をしっかりと支えられるか支えられないかで移動中の負担が大きく変わってきます。
ではどんなシートが良いか。
柔らかすぎるシートは、最初は柔らかく心地いいかもしれませんが、
長時間座っていると、シートが身体を支えきれず沈み込み、腰をしっかり支え切れません。
結果、腰への負担が大きくなります。
硬すぎるシートは言わずもがなですね。
極端な話、クッションのない木組みの椅子に4時間座り続けられるかといったら、
おしりが痛くて座ってられません。
厚みもあって硬すぎず柔らかすぎずコシのあるシートが
身体をしっかりと支えることで、負担が少なくなり、疲れにくいといえます。
人間工学でどうこう…という以前に、
文化的に負担の少ないシートづくりを昔からしていたというだけではないでしょうか。
私はそう思っています。
実際は硬さ以外にも、サイドサポートだとかシートの材質も関係はありますが、
今回は割愛させてください。
材質による違いまで上げたら際限がありません。
そのあたりは直接おはなしさせていただければと思います。
ただし、どんなに良いシートでも、
座り方は大切ですよ。
例えば肩とおしりだけで身体を支えて座ってみてください。
この状態で足も組めればなお良いですね。
その状態でどれだけ座っていられるでしょうか。
骨盤が立たないので大変だと思います。
腰をしっかりと沈めて座ってあげてください。
ルノーのシートは腰痛持ちでも座っている間は痛さを忘れられるかと思います。
まずは一度お試しください。
最初の感じ方は人それぞれだとは思いますが、
使っていると良さがわかってきます!
今回は「キャプチャーのおはなし」ではなく「シートのおはなし」でしたね。
キャプチャーのおはなしが少なかったので紹介動画をどうぞ。