ルノー稲城 セールスアドバイザーの齊藤です。
いよいよ春が近づいてきましたね!
先日は桜と雪を同時に見られる大変貴重な体験も出来ました。
夜はライトアップされた桜を見ながら駅まで歩けるので、最高です!
本日はエンジンオイルの粘度についてお話致します。
金属同士の磨耗や焼き付けを防ぐ「潤滑」、エンジン各部が高熱になるのを抑える「冷却」などの役割を持つ
エンジンオイル。
ルノーでは2020年2月よりカストロールのエンジンオイルを純正オイルとして使用しております。
(エルフエンジンオイルも在庫限りですが、お取り扱いがございます。)
こちらは主にメガーヌR.S.、メガーヌGTシリーズで使用している専用エンジンオイル
「Castrol EDGE 0W-40 RN17 RSA」
あらゆるドライビングの状況や気温において、最高のエンジンパフォーマンスと保護性能を発揮します!
そしてこちらはトゥインゴやカングーなどで使用しているエンジンオイル
「Renault-Castrol GTX RN-SPEC 5W-30 RN17」
耐熱性に優れた省燃費タイプのオイルとなります!
そこで私が気になったのは「0W-40」や「5W-30」という表示。
皆様こちらの表示の意味はご存知でしょうか?
もう題名にも書いてしまっているのでお分かりかもしれませんが、
この表示はエンジンオイルの粘度を意味します!
まずは頭の数字の「0」と「5」について。
こちらは寒冷時でのオイルの粘り気を表しており、この数字が小さければ小さいほど低温時に固まりにくく
サラサラとしたオイルとなります。
そして「W」は Winter(冬)の略となります。
この「0W」は零下35℃、「5W」は零下30℃まで対応しているので、
ルノー車は寒冷地でも十分走行できるようになっているのですね!
(日本では「10W 零下25℃」であれば十分なようです。)
では、なぜルノーでは「0W」や「5W」なのか。
それはルノーの車が走っている地域が関係しております。
ルノーの車は日本やフランスだけではなく、ロシアや北欧などといった日本よりも緯度の高い寒い地域でも
走っています。
そうした気温が低い地域の状況下でも走行できるようにこの数字を設定しているのです!
次はハイフンの後ろの「40」や「30」について。
こちらは夏場の高温時の粘度を表す数字になり、この数字が大きければ大きいほど粘り気が強く、
粘度の高いオイルとなります。
余談ですが、低温側の数字が小さく、高温側の数字が大きい組み合わせのオイルのことを「ワイドレンジ」と言います。
特にサーキットを走られる方におすすめで、比較的高価なオイルになりますが車のパフォーマンスを格段と向上させます!
末尾にある「RN17 RSA」と「RN17」はルノー専用のエンジンオイルを意味する規格となっており、
ルノーのエンジンの為に作られたオイルとなっております!(市販もされておりません!)
長々とお話させて頂きましたが、本日はエンジンオイルに着目してお話致しました!
普段は気にしないような表示や数字なども、調べてみると意外と興味深いものがございます。
皆様も是非調べてみてはいかがでしょうか?