メガーヌ インプレッション【走行編】

2018.01.15.Mon DIARY

皆さん、こんにちわ!ルノー練馬の梅田です。

今回、千葉の館山方面に向かい新型メガーヌGTをおよそ500キロに及び試乗しましたので、私のインプレッションお伝えします。

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【走行性能】

エンジン性能と7速EDC

メガーヌGTには1600ccターボエンジン(205PS)(28.6kgm)に湿式7速のEDCの組み合わせです。

1600ccのターボエンジン

と聞いて「おや?」と思った方もいらっしゃると思います。

そうです!新型メガーヌGTはルノーが世界に誇るホットハッチ、ルーテシアRSとエンジンが同じなのです。

最初はルーテシアRSに比べて車重が重くなる事でエンジンパワーが不足するのでは?

と考えてましたが、そんな事は杞憂だったとすぐに気づかされました。

まずパワーは十二分以上の性能を発揮しています。

同じエンジンを搭載しているルーテシアRSとはフィーリングがまったく違う感覚です。

メガーヌGTは全体的に力強く滑らかにパワーを伝えていく感覚で、この感覚は高回転域まで淀みなくパワーを伝えてくれます。

今、世界的に流行っているその他のダウンサイジングターボ車に見られる、低回転域だけパワーが出ていて高回転域までエンジンを回してもあまりドラマチックな加速を生み出してくれない「ただ実用的なエンジン」とは一線を画しています。

普段はジェントルに、でも一度RSボタンを押しアクセルを踏み込めば一瞬にして本格スポーツカーにもなれる。この辺の二面性がメガーヌGTの良いところではないでしょうか?

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(あいにくのウェット路面でしたが4コントロールのおかげでスポーティーな走りでした。)

また、トランスミッションも新しい物になり、7速の湿式のEDCの組み合わせになっています。

湿式EDCになったことで、より日本の道路環境にマッチしたトランスミッションになっています。例えば渋滞が頻発する都内だと低速発進減速の繰り返しになる事がとても多いと思いますが、湿式EDCは他メーカーのDCT車と比べギクシャク感や低速走行時からのアクセルOFFに発生するDCT車特有の唐突な減速感・・・

停車寸前からの突然の再加速時にDCTがシフトアップか?シフトダウンか?迷ってしまい車がガクンガクンと揺れてしまう事・・・

普段の街乗りを思い出すと結構ありますよね?

今までのDCT車では意外と「あるある」な事が殆ど感じられないぐらいメガーヌGTの湿式EDCのシフトマナーは向上しています。

そんな時でもシフトショックはほとんど感じられず、メガーヌGTの湿式EDCはよりスムーズに変速してくれます。

大げさな表現ではなくいつ変速したのか分からないほど滑らかでシームレスな加速フィールを味わう事が可能になりました。

また7速化に伴い高速巡航性能と静粛性能も向上しております。ちなみの100キロでクルーズしている時のエンジン回転数は約2100rpm程ですので快適な車内空間を実現しています。

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(最新の液晶メーター、視認性抜群です!)

 

気になる乗り心地は・・・

適度に引き締まり感のある乗り心地です。極低速時は大径ホイールの少しコツコツした感覚が残ります。この印象も速度が上がるにつれて

ガラッと変わってきます。大体50キロ以上になってくるとフラットライドになり、路面のギャップ(高速走路のつなぎ目やマンホールの凹等々)

に対してほぼサスペンションだけで軽くいなしている感じです。普通の車がギャップを乗り越えた際は、「トトン」「グラグラ」「トトン」

「グラグラグラ」と間髪いれずに段差を乗り越え続けると車のピッチング(上下動)が収まり難くなるのものですが、メガーヌGTの場合は「トトン」「スッ」

「トトン」「スッ」と無駄な車の動きが感じられないです。(擬音ばっかりですみません・・・)

この感覚はワインディングでより確かなものになります。昨今の山坂道には暴走族対策の一環でコーナーの手前ににわざとウネリを作ったり、さながらテストコース張りの意地悪な道が多いのですが。

そんな時も基本的にフラットライドを崩さずブレーキを踏み込んでもノーズダイブも意識させません。

このあたり、丘陵地帯の多いフランスの車らしいセッティングですね。コーナーを駆け抜ける程に車の操る楽しさが湧き上がってきます。

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(お気に入りの一枚です。ノスタルジーな風景にも似合う車ですね)

 

 

 

 

 

 

次回は「インプレッション【エクステリア編】」をお伝えしますのでお楽しみに!

 

 

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