こんにちは、ルノー札幌の谷野です。
冬将軍が猛威を振るっている今日この頃、小路や職場の駐車場等の除雪が追いつかず、ちょっと雪が深い所でスタックしてしまった…、なんて事ありますよね。スタックしてしまうと余計な時間がかかってしまう、人に迷惑をかけてしまう、ロードサービスを呼ばなければ脱出出来ない…等々、色々とストレスになってしまいます。
実はスタックしない方法(⁈)があるんです。
私は以前に何回かスノーモービルのツアーに参加した事がかありまして、前後にインストラクターがついて雪深い山中を進んで行くのですがそのツアーの目玉の一つがフカフカの雪が積もった急斜面をアタックするというものでした。
その斜面を駆け上がるのがかなり難易度が高い!アクセル全開で目一杯勢いを付けて登って行っても雪が深いので途中でズブブブブと埋まってしまうのです。そうなると一旦スノーモービルから降りて人力で機首を坂の下に向けてスタックから脱出しなければなりません。中々の重労働なんです。
そのズブブブブを回避する方法をインストラクターの方が教えてくれたのですが実に単純明快で目から鱗でした。「ズブブブブの”ズ”の段階を見極めてください」そして「その埋まる寸前でUターンして引き返してください」でした。アクセルワークでも無くハンドル捌きでも無く「埋まる寸前を見極める」が埋まらない秘訣だったんです!「そんなの当たり前でしょ」って言われるかもしれませんが結構難しいものなんですよ。何回かアタックしているうちにその感覚が分かり急斜面をなんとかクリアできたのですが、その時そこから遥か遠くに見えた羊蹄山には感動してしまいました!
これをクルマに置き換えても同じなんです。ズブブブブの”ズ”の感覚がわかるとスタックを避けられるんです。”ズ”の段階を見極めて一旦止まってみる、少しバックしてみる、そこを通過するのを諦める、勿論そんな単純なケースばかりでは無いのは百も承知ですが、常にこれを心掛けるだけでも全然違います。
クルマの性能も格段に高くなってきているので雪道を走りやすくはなってきておりますが、なるべくストレスが少なく冬にクルマに乗る為には敵(雪や雪道)の特徴を把握して、時には降参する心の余裕を持ち、なるべく雪と上手に付き合って冬を乗り切りましょう。