こんにちは、ルノー札幌の谷野です。
先日、納車を楽しみにお待ち頂いているお客様と「納車になったら色々行きたい所があるんですよー」というお話になりました。「まずは学生の時にバイクで巡った東北を今度は新しい車で巡りたいんです」フェリーで本州に渡っての愛車での旅、いいですよねぇ。「でも実は今度の車で一番行ってみたいのはこいつの生まれ故郷ですね」 えっ、生まれ故郷ってフランスですか⁈「ええ、フランスに自分の車で行って生産された工場に凱旋してみたいんです!」いやぁ素晴らしい!冷凍庫や洗濯機、パソコンやスマホを買い換えてもこんな楽しい想像は出来ないですよね。このお客様は海外に行かれる機会が多く、その度にレンタカーでその地をドライブされる方ですので本当に出来ちゃいそう。車を買うって本当にワクワクしますよねー!私はこのお客様との会話でふっと思い出した事がありました。
~そういえば、フランスから自分の車でやって来た男が過去にいた!~
その男の名はエリック
2012年の夏の終わり頃、とある方から「旅行者のキャトルのエンジンを診てもらえないだろうか」との電話があった。その電話をくれた方は古くからお付き合いのある当社のお客様で尚且つキャトルのオーナーズクラブである『キャトル クラブ ジャポン』の方。クラブを通して北海道のルノーディーラーを紹介して欲しいとの依頼があったそうで、北海道に車で旅行に来ている最中にエンジンの調子が少し悪くなっちゃったのかな、なんて想像しながらお話の続きを聞いてみると「ちょっと話が複雑なんだけどね…」なんて仰る。複雑⁇ 面倒なのはちょっと困るんですけど…。「その旅行者はフランス人なの」ふむふむ、でも複雑って言うほどでもないでしょ…。「しかもフランスからキャトルに乗って自走して来てる人らしいのよ」えええっ⁈ 自走⁈ マジっすか⁇「僕もまだ実際に会って無いから詳しくはわからないんだけど、エリックさんって言うらしいよ」
エリック⁇ 何者?? そもそもフランスから車でって来れるもんなの??
フランスから来た男〜②に続く