clean diesel engine-4

2023.03.13.Mon DIARY

皆様ごきげんよう

🌼

今日はあいにくの天気でしたが

ここ数日春の暖かい日が続いていますねぇ

桜の開花まであと少し

我々もWBC日本代表の如く元気にいきましょう

さてさて大変間が空きましたが

クリーンディーゼルの話のつづきですです

📚

今回はディーゼルエンジンの

最大のテーマの一つであるPM

集塵するフィルター

DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)を見ていこうと思います

DPFとは

ディーゼル パティキュレート フィルター

の訳で

「黒煙の排気ガスをろ過すること」で

PMを大気放出させないようにする部品で

最近ではガソリンエンジン車にも

付いてきています(GPF)

🚙🚗

これがDPFの略図ですが(下手な図ですみません💦)

左から入ってきた黒煙排気ガスが右に抜ける際

煤は酸化触媒とセラミック製のフィルターに捕まり

ろ過されたガスのみが➡次の工程であるマフラーに送られます

酸化触媒やフィルターでは

この煤(PM)がどんどん溜まっていくわけですが

ある程度溜まると車のコンピューターから

“PMを🔫😎消せ” っていう指令が出て

自動的に燃焼除去します(DPFの再生といいます)

再生の指令が出ると先々回の噴射ノズルから多量の燃料が噴射され

その生ガスが酸化触媒と化学反応を起こすと多量の熱が発生🔥

🔥その熱を使って酸化触媒中やフィルターに堆積した煤を除去しています

でも “自動で煤を除去してくれるなら安心“ではない! のです

このPDF自動再生にはいくつかの条件があり

その条件を満たさないと再生が出来ないことがあります

自動再生が始まる絶対条件はエンジン温度が高いこと

ストップ&ゴーが多い🚙近距離移動が多い🚗高速道路や遠出など無し

といったエンジンが完全暖機出来ない

エンジンにとって過酷な

「シビアコンディション」での使用の場合

DPF再生モードに入らず

DPFが煤で詰まっていく

ことになります

RENAULT K9K engine DPF

クリーンディーゼル最大の問題は

車の使用状況によってはエンジンの内部に

煤が溜まって

最悪の場合エンジンが動かなくなってしまう事

にあります

もちろんその溜まった煤を除去すれば良いのですが

その費用は私のカングーも同じですが

ユーザーの負担となります💦

🙂

ディーゼルカングーにお乗りの方

またこれから乗られる予定の方は

シビアコンディションにならないように

(と言っても日本では少なからずなりますが)

気を付けていただき

どうか楽しいディーゼルライクを過ごしていきましょう

次回は尿素SCR(選択触媒還元)システムです

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