皆様、ごきげんよう。昨日、一昨日の気まぐれな天気とは打って変わって、良い天気になりましたねぇ。気温も上がって春らしい日になるのではないでしょうか。
さて今回は、エンジン内で起こっている空気(ガス)の動きを見て行きましょう。(ルノー京都のサイトから引用します)下図での見て頂く点は、ピストン下側のクランクケースの空気の動きです。。。。。。。。。。では。
常に上下動を繰り返すレシプロ(ピストンが可動する)エンジンでは、ピストンの上下動によりクランクケース内の圧力が加圧⇔負圧と変動しています。この圧力の変動を吸収する為にクランクケースにはブリーザー穴が開けられており、ピストン下降とともに余剰圧力を排出し、上昇とともに外気を吸入します。このブリーザーによってクランクケース内が一定の気圧に保たれると考えられがちですが、実際にはピストンの上の燃焼室では絶えずガスが爆発を繰り返しピストンを押し下げています。この超高圧のガスがピストンリングのわずかな隙間を通り、クランクケースに流れ込んでしまいます。
このガスをブローバイガスと呼びます。
そして、ブリーザーによって一定の圧力に保たれるはずのケース内が、このブローバイガスによりクランクケース内の圧力が高止まりしてしまいます。この状態でピストンが下がろうとしても、ケース内の圧力がピストンが下る際の抵抗になりポンピングロス(=エンジンブレーキ)が発生します。ポンピングロス(=エンジンブレーキ)は、アクセルオフの際に感じることができますが、アクセルオフ時にのみ発生しているわけではなく、常に発生していてアクセルオンの状態ではその抵抗に逆らってエンジンを回しているに過ぎません。ポンピングロスにより出力の損失が生じている為、クランクケース内の圧力を減圧して損失を少なくすることが望ましいと考えられています。
F1のエンジンでは、電気式のポンプを使って減圧したり、このブローバイガスそのものの発生を無くすようピストンリングを改良したりしています。ちなみに私kangooちゃんは、15万キロ走行の過度使用によりこの“ブローバイガス”が大量に発生していることでしょう。。。。。。。。(TTヾ
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