自動車用メーターでデジタル表示の採用が積極的に始まったのは、1980年代に中古車のオドメーターのいわゆる“メーター戻しが横行したことに対応して、液晶カウンターの採用が進んだことがきっかけになったのをご存じの方もいらっしゃると思います。
その後、スピードメーターにデジタル表示が使われるようになり、続いて燃費なども含めた多くの車両情報を提供するマルチインフォメーションディスプレイが登場してからは、液晶パネルの採用が一気に増加。
いまやその機能は表示の階層化が進み、より複雑化しています。
初代ソアラのように細かく連続するLEDバーによる回転計とデジタル表示を用いた速度計を採用した例は日本の高級車ではいくつか登場し、子供ながらに感動し、「いつかはクラウン」ならず「いつかはソアラ」と思っていたのが懐かしいですね。
しかしながら、いつしか従来型のスピードメーターに落ち着いたのは、やはり視認性に優れるということなのでしょうね。
前置きが長くなりましたが、写真はアルカナ MILD HYBRIDの液晶メーターです。現時点でルノー車の中で私が一番お気に入りのデザインです。
その理由:二眼メーターを同じ大きさで表示していて見やすい
昭和な人間なので、針のアナログメーターが恋しい秋山でした。