到着後、昨日と同じ面々でディエップの夜を散歩、パリの路地よりも
生活感のある、ちょっとホッとするような感じです。
添乗員さん曰く、この街を訪れる日本人はほぼ皆無とのこと。
フランスから一番近い海水浴場といわれるこの街、古城や旧い教会
など歴史を感じさせる素敵な街でした。
さて、翌朝早々にディエップのアルピーヌ工場を見学。
小さな工場なのですが。スタッフからはアルピーヌ、そしてルノー・スポール
への誇りとクラフトマンシップが伝わってくる、いい雰囲気の工場でした。
ロビーには「アルピーヌ・ルマン」と「A310 V6 Pack GT」そして「スピダー」
がお出迎えです。
いよいよ、工場へ。塗装工程における特徴は、低温焼き付けにより、FRP製
のリヤゲートスポイラーも装着したまま焼き付けることがが可能になったこと。
よって、別々に塗装しないので色の統一感があり、より高品質な塗装状態で
提供できるのです。
工場に一度に入れる車の台数は35台マックス。ハイテク化、ロボット化されて
いない分、作り手誇りと技が真に伝わる一台となって我々の手元に届く訳です。
ただし、装着部品、オプション品などの装着ミスを防ぐための小規模ながらも、
ハイテク検査機能などは導入してます。
余談ですが、日本国内でのルノー・スポールの販売比率は全体の30%、フラ
ンス本国では、なんと2%なんです。
圧倒的に支持される日本をはじめ、豪州市場向けの右ハンドル車が、生産ライ
ンで多く見られました。中でも、LUTECIAバッジ付は現在、大量に生産中!
年内登録、納車になんとか???間に合うか(笑)
ラインで働くスタッフに笑顔で「ボジュール」笑顔で返してくれます。
当然ですが、真剣なまなざしで作業する中堅スタッフ、ベテランスタッフ
が若いスタッフを厳しく教えている一面も。
こうして、人から人へ、じっくり時間をかけて伝えられていく栄光と誇り
そしてクラフトマンシップが、新型ルーテシアRSに受け継がれているん
ですね~
コンペティション部門では、F1用のマグナムトラックがお出迎え!
ここでは、新型クリオカップの制作をはじめ、各種フォーミュラカーの
制作などを目の前で見ることができます。
サベルトの専用シートに乗り込みますが、当然ながら超タイト、ダイエット
必要と感じてしまいました(笑)
そうしているうちに、見学終了。あっという間の2時間でした。
余談ですが、事務所前駐車場に停まる、ごくごく普通のメガーヌエステート
いかにも営業車っぽくて妙に好感が持てます。
駐車場は一面「フレンチブルーミーティング」状態(笑)
次は、ルノーのテクニカルセンターへ移動です。