新型カングー ~新旧比較 ボディサイズその②~

2009.09.04.Fri DIARY

店長の中川です。前回の続きを。

さて、ボディサイズが大きくなった事に心配な貴方様へ。
大丈夫です!確認しましたが全然問題ありませんでした!

①運転者のアイポイントが旧型より10cm高くなり、ボンネットが短くなった為見晴らしが良い。

②ドアミラーが電動格納できるようになった為、車庫入れや狭い道でのすれ違い時の車幅は実質的に狭くなった。
 旧型のドアミラーtoドアミラー(左右ミラー間の距離)は205cm。
 新型のドアミラー格納時のドアミラーtoドアミラー(左右ミラー間の距離)は188cm。
 旧型のミラーが出た状態よりも17cm短いんです。
 つまり、狭い道でのすれ違い等はミラーを電動格納すれば、旧型よりも気を使わなくて良いという事です。
 これは実際使わないと分からないんですね。

③最小回転半径が旧型は5.2mに対して新型は5.1m。より一層ハンドルが切れるという事です。
 (新型の最小回転半径5.1mはBMWミニと同じです。)
 因みに最小回転半径というのは外側のタイヤの中心線で計りますが、これ以外の比較データがあります。
 『ウォール トゥ ウォール』という計り方だそうですが、フランスではもっぱらこっち。
 フロントタイヤより前にあるボディが壁に当たるか当たらないか?を計るそうです。
 これでカングー新旧を比較すると、新型は5.5m、旧型は5.45mと、殆ど変わりません。

④大きくて重くなったという事は、燃費が悪いんじゃないの?というご心配もあるでしょう。
 新型は旧型に比べてフロント面積が8%大きくなっていますが、空気抵抗力であるCd値は10%減です。
 つまり、空気抵抗が少ない分、燃費に貢献する訳です。
 10-15モード(社内測定値)で燃費比較をすると、新型は10.6km/L、旧型は11.0km/L。
 1L当たり400メートル新型の方が悪くなったという計算です。

⑤新型は3ナンバーになる訳だから自動車税や任意保険料が高くなるのでは?とご心配の方。
 大丈夫です、1600ccですから今までと一緒です。

どうです?イメージつきましたか?
では最後に私が取り回した時の個人的感想ですが...。

座った瞬間は”大きい”と言うより”広い”という感じです。アイポイントのせいでしょうか。
恐らく日本の法律により取付が義務付けられた左フロントフェンダーのミラー(耳?)のお陰ですね。
丁度、場所的に良い目印になっていて、車幅感覚を無意識に掴めますね。

それよりも驚きはパワステとATの劇的な改善に伴い、小回り感覚が大幅に向上した事です。
『大きくなったのに、なんでこんなに楽に”回れる””曲がれる”の~?』という感じ。
相当予想外です。

まぁ、日産セレナに比べれば、全長が465mmも短いですから、小回りが効くのは当然ですが。
これほど乗りやすく安全・快適・便利になり、更に剛性感がアップしロールもしなくなった。
こんなにも進化して1L当たり400メートルの燃費ダウンで済んだ事に驚きです。

是非、ご自身で体感していただければと思います。

次回はまた別の新旧比較をお伝えしまーす。(店長)

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