新車が出たら杉浦の長文解説です。
例によって読まなくても人生に影響はありませんのでお暇な方だけお付き合い下さい。
本国のデビューは2015年9月のフランクフルトモーターショー。
先行したDセグセダン/ワゴンのタリスマンに通じるヴァン・デン・アッカーフェイス第2世代デザインを踏襲。
大きなグリルから左右に伸びるヘッドライト、そこから連なるCシェイプLEDデイライトが特徴です。
ドアロック解除でCシェイプLEDが点灯。デイライトなのでかなり目立ちます。
ヘッドライトは当然LED光源。ん?ライトウォッシャ無いけど熱問題はクリアしたのでしょうか?
先行したカジャーから使用したCMFプラットフォームを採用。
メガーヌ2、メガーヌ3、カングー2などが使用するCプラットフォームから決別。
色んな新機軸が盛り込まれた革新的なプラットフォームです。
全長439cm x 幅181cm x 高さ143cm(GTラインは144cm)、重量1,430kg(GTラインは1,320kg)。
メガーヌ3は全長432cm x 幅181cm x 高さ147cm。重量はGT220:1,380kg、GTライン:1,310kg。
ルーテシア4に続きヴァン・デン・アッカーのスポーティなデザインが活きる低めのルーフライン。
全長が伸びてルーフが低いので、かなりワイドに見えますね。
参考:ゴルフ7GTI:427 x 180 x 147cm、重量1,400kg。
:プジョー308GT BlueHDI:427 x 180 x 146cm、重量1,470kg。
前後のフェンダーをグラマラスに張り出したブリスターフェンダーが走りを予感させます。
ドイツ車のプレーンなプレスラインとは違い、立体的で光の反射による濃色が映えるボディです。
低く構えた全高やタイヤを四隅に配したロングホイールベース+ショートオーバーハングなどが美しさと力強さを表現。
グラスエリア1に対しボディ2の黄金比。話すと長くなるのでアレですが、あらゆるラインが意味を持ってリアエンドに向かい収束する美しいデザインなのです。
ボンネットもグリルやヘッドライトから広がるプレスラインも然り。
World Series By Renaultで走るワンメイクレース用スーパーカーR.S.01と同じモチーフのテールランプ。
左右に伸びる美しい赤い光のラインが目を引きます。
ちなみにマフラーは左右出しですが、右側はダミーです(笑)
ハッチバックは2本出しデザインですがスポーツツアラーは左のみ。
カタログ画像より。GTのホイールです。タイヤサイズは225/40R18。
展示車はコンチネンタル スポーツコンタクト5を履いておりますが、全て共通かは不明です。
GTラインのホイール。タイヤサイズは225/45R17。
個人的には16inch履いた1.2ターボ+6MTのZENなんかの導入希望(笑)
GTのインパネ回り。ブルーのモールにはRenault Sportロゴ入り。
こちらはGTライン。ブルーのアクセントが無くなますね。
ぷにぷに柔らかいです。
7inchタッチスクリーンオーディオ。AM/FM/USB/Bluetooth/AUX対応。
ラジオは12chまで登録可能。ワイドFMなのでCBCも東海ラジオもFMで聴けます!
エアコンは左右独立温度調整可能。風量調整はダイヤル間にタッチセンサーバーがあります。面白い。
むー、本国の縦長タブレット欲しかったがスイッチはハードキーのが確実かー。
カジャーに続きメガーヌ4もスマートキー。スライドしてカバーを外すとハードキーと電池入り。
スポーティなカーボン柄ですがOPで赤やシルバーのカバーが用意されているようです。
カジャーのパールにも換装できるかな?
R-Link2搭載なので、スマホをUSB接続するとそのままナビになります。
アンドロイドはAndroid AutoでGoogleマップ、iphoneはCarplayでアップルマップ。他のアプリは使えないようです。
OSはAndroid5.0~、iOS7.1~じゃないと使えません。
スマホをUSB経由だと動画はどちらも再生不可でした。USBメモリならイケるかも?
ちなみにUSBケーブルは純正品推奨です。データ通信ができる物を選びましょう。
杉浦はアンドロイド派です。
GTはマルチセンス付き。デフォルト3モード(Confort/Sport/Neutral)+個人設定(Perso)。
メーターデザイン、色、間接照明色、ハンドル重さ、エアコン、アクセルマッピング、変速マッピング、エンジン音、空調が設定できます。
間接照明の色は5色から選択。メーターデザインも4種類それぞれ5色変更可能。
Facebookに動画載せてますのでよろしければご覧下さい。
ナパレザーステアリング。握りが太くてしっとりした本革が気持ちいい。
GTはパドルシフト付。ルーテシアR.S.と形状が違い少し大きいです。ちと下に長さ不足かなあ。
左側はクルーズコントロール&スピードリミッター。右側はオンボードコンピュータ切替。Siri呼び出し可。
右裏にはオーディオサテライトスイッチ付。
GTのフロントシート。バケットタイプでカッコイイですねえ。
ブルーのステッチとR.S.チェッカー刺繍入り。
アルカンターラで手触りも上々。バックレストと座面にシートヒーター内臓なのでこれからの季節に快適ですねえ。
リアシート。こちらもアルカンターラにブルーのステッチ入り。シートベルトにもブルーのラインが。
中央にエアダクトあり。GTはアームレスト付き。
バックレスト傾斜角は27°でかなりリラックスできる室内ですよ。
ツアラーのニースペースは216mm(ゴルフヴァリアント207mm、308SW188mm)。
ドアトリム。質感UP!間接照明も前後ドアにあります。
GTラインはブルーのデコレーショントリムなしになります。
センターコンソール。シフトレバー左下にある【*】スイッチがマルチセンスのショートカットボタン。
シフトレバー前センターパネルにはモード切替スイッチ(GTはR.S. drive、GTラインはECOモード)。
サイドブレーキは電動オート。走ると解除、レバーPに入れると自動でかかります。
ドリンクホルダーにはスライドシャッター付き。
シフトレバー前にUSB端子が2か所、12Vソケットが1か所あります。
ラゲッジルーム。広さもバッチリ!
おっと、リアシートは6:4分割ですが、背もたれだけを倒すシングルフォールディングに。
フラットにならないのはちと悲しい。
スポーツツアラーはラゲッジサイドにあるレバーを引くと1アクションでフラットに倒れます。
トノカバーもラゲッジ下に収納可能。
VDA方式で5人乗車時ラゲッジ容量580L、2名乗車時1,695L。ハッチバックはデータなし。
ラゲッジ下はスペアタイヤスペースですが、GT/GTラインともパンク修理材です。
長くなったので外装・室内編はこのあたりで終了。
次回はメカニズム編をUPします!