HATSUDEN-SEIGYO

2011.01.11.Tue DIARY

様ごきげんよう。先日通勤時に、振袖を着た女性を乗せた車を見かけました。成人式に出席されたのでしょうねぇ~。あぁ、私もかれこれ5年前に。。。。(^^ヾuso-desu。

今回は久々のヤツいきましょかー!今日の部品はこれ!ちょっとマニアックにいきます!!


発電機、自動車用語ではオルタネーターと言います。火力発電では石油燃やしてその蒸気で発電機を回します。水力発電は水車で、風力発電は風車で、自動車はエンジンの回転を使って発電します(^^)/。でも発電は回転を増やせば増やすほど発電量も増えていきますので、発電所には制御室があって発電量を監視し調整をしているスタッフの方がいます。自動車の場合は発電量をキチンと制御しないと、電気が多すぎて電装部品(オルタネーターまでも)が壊れる事もありますので、ボルテージレギュレターという小さいオジサンがそれをしています。。。。うそ(^^)。ではいってみましょー!

すでにプーリー(お騒がせ致します・・・)は外れているので、カバーを外します。

この部分はダイオードと言い、コイルで発電(三相交流)された電気を整流する部品です。オルタネーターは交流で発電をするのですが、交流では電気装置が作動しないので直流に整流しなくてはいけません。それがこのダイオードです。

B端子。これはダイオードから流れてきた直流電流が出てくるところ。ここからバッテリーに電気が流れバッテリーで蓄電されます。

で、これがB端子から出てくる(発電される)電気量をコントロールしている方、Mrボルテージ=レギュレターさんです。こんにちは。彼は、発電をさせる側のコイル(電線の束)に流れる電気の量を変化させて発電量をコントロールしています。ちなみに発電させる側のコイルの事を“ローターコイル(回転するコイル)”と言い、発電する側のコイルをステーターコイルと言います。発電の事、ちょっとだけ詳しくいきます。

皆さん『フレミング左手の法則』ご存知ですよね。電、磁、力とか覚えたと思いますが、基本は同じです。中学校では電気の流れる方向が示され、磁界の向きおよび力を解いてましたが、じゃあ磁界(磁石)をコイルに近づけると“電気発生せえへんかなぁ”って思った人がいて発電は考えだされました。磁石をコイルに(逆でも良い)近づけたり、コイルの中にある磁石を離したりすると一瞬、微量の電気が発生します。この電気の事を誘導電流と言うのですが、①近づける磁力を大きくしたり、②近づけたり離したりの動作を速くする、③コイルの巻き数を多くする事でより多くの電気を取り出せる事が出来ます。それが発電機です。自動車のオルタネーターは、③は部品が造られたときに決まっていますので、エンジンの回転が②担当、ボルテージレギュレターが①担当になるわけです。

ちなみにこの発電機、ダイナモって言うのは初期の発電機をさし、整流子(スイッチみたいなもんです)を使ってローターコイルが発電します。難しいですよね~。簡単に言うと、最近“手で回して光るライト”ありますがあれダイナモ発電です。

現在の発電用に使われる発電機は『オルタネーター(半導体=ダイオードを使って整流)』と言いますので覚えておいて下さいね(^^)。

20年前の勉強を反芻している今日この頃。結構面白かったりします(^^)。大掃除中に思わぬところで、昔の本が出て来たりして夢中になっている感じ。。。ありません?

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