メガーヌⅢ エステートGTライン 店長インプレ

2013.04.27.Sat DIARY

皆さん こんにちは。 ルノー小平 店長の中川団です。

 

4月25日にメガーヌエステートGT220が発表(5/16発売)されましたねぇ。

ステーションワゴンタイプなのに、右ハン・MTでターボという『拘り派』にはたまらない仕様。

そんなGT220の店長インプレはまだ出来そうもありませんので...

今回は昨年12月6日に発売されたメガーヌHB&エステート2.0GTラインをインプレします。

といっても、当店で持っている試乗車はエステートですので、エステートメインでのお話です。

因みにHBについてはM/C前に一度書いていますので、現行モデルとは少々違うものの

参考程度にはなりますので、ご興味のある方はこちらにどうぞ↓

https://dealer.renault.jp/renault_kodaira/?p=1981

https://dealer.renault.jp/renault_kodaira/?p=2861

 

さて、いつもの如く個人的な好みと主観たっぷりの本題で~す。

当店試乗車も1000kmを超え、ようやっと馴染んできた様子。

まず最初に私のお気に入りポイントを。

 

①乗り込んですぐに『その気』にさせてくれるレザーステアリング。赤いステッチが痺れる~。

 

②バイザー内に収まった三連アナログメーター。バイク乗りの私としては、これまた好み。

 

③ホールド感バッチリのセミバケットタイプのシート。

 座面の角が張り出してますが、適度に柔らかく折れるので女性がスカートで乗っても大丈夫。

 それに某ドイツ車のノーマルグレードよりも断然乗り心地が良い(スポーツグレードなのに)。

 

④ホイールベースがHBよりも60mm長いため、後部差席の足元が広い。

 他社さんと違ってワゴンボディ専用チューニングってのが凄い!

 

⑤機能・性能とは関係ありませんが、テールランプの中の沢山のロザンジュ(ルノーマーク)

 は作り手の拘り?を感じ、この変に無駄?な遊び心がGOOD。

⑥一番のお気に入りは、『荷物も人も走りもデザインも!』という欲張りを満たしているところ。

 

という感じですね。

で、今回も前回同様、青梅街道から奥多摩周遊道路をくるっと廻ってきました。

 

今回のモデルですぐに感じたのが、CVTの制御が変わったという感じです。

M/C前の時も国産車のCVTに比べ、発進時や急加速時の無駄な回転を抑えている

制御でしたが、今回はそれが一層明確になった印象。(公式発表はされてませんが。)

CVT特有の空転感が無くなり、ダイレクト感が強くなっってます。

加速は軽いが、アクセル踏み加減は良い意味で重く、欧州車特有の重厚感が出てます。

因みに、メガーヌRS同様、シートリフターがついてますので参考までに画像比較です。

一番上のときと一番下のときの比較ですね。カメラは私の顔の前に設置。

随分違うでしょ?これなら奥様と兼用で使うときも大丈夫です。

 

青梅街道まっすぐですと、ある程度流れて走っていると、その直進安定性を感じる事が出来ます。

前述のようにホイールベースをHBより伸ばしているので、当たり前といえばそうなのですが、

その当たり前を前提に奥多摩を走るとビックリ?と言うより感心しますねぇ。

何でこんなに曲がり易いの?、何でこんなにクイクイ曲がっていくの?って。

 

ルノースポールの専用チューニングですから当然スポーツカーとしての足回りです。

路面の小さなギャップはキッチリ拾います。しかし拾った後の収まりが柔らかく&早いので

決して不快ではく、疲労感も感じません。足もそうですがシートのお陰もあるでしょうねぇ。

流石!ルノースポール~

 

前回同様、ダムのPで記念撮影。そのまま奥多摩周遊道路へ向かいます。

アップダウン&多種多様なコーナーの連続です。

メガーヌエステートGTラインは、コーナー進入時は普通のステーションワゴンのつもりで

ハンドルを切ると、予測した以上に曲がってくれます。

普通のステーションワゴンのつもりで運転すると、インにグングン入っていく、と感じるでしょうね。

特にこういう道だとダルな感じが無いぶん、『え?スポーツカーじゃん。』と感じやすい違いです。

ステアリングへの適度な反発力と重さが伝わり、それがステアリングそのものの太さに

丁度良く、心地良い。

 

『ステーションワゴンだぞ』、『ホイールベースが長いぞ』という事を完全に忘れます。

コーナーリング中にハンドルを切り増ししても、ちょっと強引なライン取りをしても、静かに

何事も無かったように安定してビタッと曲がってくれます。

とってもジェントル~。大人です。

この『静かに』というのがトゥインゴRSのキャラクターと違うところですね。

急なコーナーリング中でのロールはそれほどしないんですが、ボディ剛性が異常に硬い、

という印象ではないんです。剛性が高いのは分かるんですが、『角が取れている硬さ』

と表現すれば良いでしょうか...これもジェントルな印象に一因です。

 

そして、CVTの完成度の高さに驚きました。

アクセルは意識して踏み込まないと無駄な回転はしないように設定されており、

MTモードで走ると切り替えのダイレクト感がGOOD。

特に長い下りでエンブレをかけながら走ると、シフトダウン&アップの繰り返しになりますので、

反応の速さと正確さに驚きます。

普通の道を走っていると8段ATくらいの滑らかな感じですが、こういう道だと違いますね。

通常のトルコンATに無理やりMTモードをつけるとシフトアップ&ダウン時のタイムラグや

無駄な回転が気になりますが、メガーヌのCVTは違います。

切り替えが早く、『え?こんなに早いの?』と感じます。

狙ったポイントで狙った動きをしてくれるのでストレスが無いんです。

それに長い下り坂でのエンブレはトルコンATのように滑りませんから変な神経は使いません。

この車で山道を走るときは是非MTモードを使ってくださいね。とっても気持ち良いですから。

 

 

メガーヌエステートGTライン...

『家族で旅行もしたいがスポーツカーも乗りたい。

それもただのスポーツカーもどきのエアロがついて色が変わっただけの車じゃなく、

ちゃんとタイヤの角まで使って、楽しく&気持ちよく、更に安全安心に走れる車が欲しい。

MTスポーツ車に乗るほどでもないが、MTスポーツ車みたいな楽しさをAT車で味わえる

車が欲しい』という、私のような欲張りな方、この車がピッタリですね~。

 

さて、今回は長くなりましたが如何でしょうか?

迷っていた方は是非どうぞ。

因みにメガーヌエステートGT220はやがて試乗車が到着予定です。

こちらもお楽しみに~。(店長)

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