皆様 こんにちは。 ルノー小平ＳＡの中村です。 いつもルノー小平をご愛顧頂きまして誠に有難うございます。
今回もＦＳＷの走行体感を聞いてください。
その前に新型メガーヌＧＴとＲＳに採用された４コントロールの私なりの思いを聞いてください。
４コントロールとはリヤタイヤも低速で逆位相、高速で同位相と舵角する４輪操舵システムの事なんです。
以前４輪操舵システムを装備した国産車もありましたけど 私は運転していてもなんか
違和感があってあまりよい印象はもっていませんでした。・・
また現在では高級大型セダンのレクサスやニッサンフーガ、輸入車でもキャデラックなどに
使用されているとのことですがフルサイズカーの取り回しの手助け的な装備と思っておりました。
今回新型メガーヌに４コントロールが装備された話を聞いて最初は「どうなんだろう・・」
と不安というかちょっと疑問に思ったのが正直なことろでした。ｗｗ
そんな中、メガーヌＧＴが試乗車として導入され早速お店の周りをドライブしたときのこと
「これはスゴイ！」
想像していたものと全く違っていて、普通というか違和感が全くなく４コントロールの
ことを知らされていなければ気が付かないと思ったぐらいナチュラル！
それでいて明かにハンドルの操舵角は小さく、言葉で表現するのが難しいですが、
ハンドルをきったら遠心力を体に感じながら車体が曲がっていくのではなく、「スパーッ」
と車体全体が自転して向きを変えていくようで不快な遠心力は感じず衝撃を受けました。
「右向け～右！」って号令をかけられたように動くんです。 ｗｗ
この４コントロールの後輪操舵は速度やハンドル舵角だけで決めてる単純なものではなく
いろいろ走行モードを検知して総合的に電子制御されているものだろうと痛感しました。
油圧制御されていた時代の４輪操舵システムとは全く違い 技術の進化はスゴイです！
さて、今回わたしの一番苦手な「１００Ｒ」コーナーのところのはなしです。
１００Ｒとは文字通り半径１００ｍの高速コーナーですがコーナー入口は１７５Ｒくらい
の緩やかなカーブで４速ギヤでコカ・コーラコーナーからグングン加速していき１００ｋｍ/ｈ
以上たぶん１２０～１３０ｋｍ/ｈくらいのスピードで右旋回していきます。
私が「苦手」と申し上げたのがここから先のことでしてコーナー出口がやたらとカーブが
きつく（９５Ｒ）なるんですね。
（この先カーブがきつくなるんです・・）↓
止む無く減速し【旋回しながらなのでブレーキングのコントロールはものすごく神経を
使います。】 しかもそこから出口に向かってハンドルを更に切り込んでいくのでブレーキング
でリヤタイヤの荷重が抜けてるところにさらに遠心力が増幅され一気にオーバーステア
（リヤタイヤが外側にふくらんでしまう）状態になるのでここはどんだけリヤタイヤが
踏ん張ってくれるか「さぐりさぐり」って感じで走るのにほんと疲れます。ｗｗ
（わたし、前に乗っていた車でうまくコントロールできずスピンしたことがありましたもので・・（汗）
そんなことでここは、大の苦手なコーナーなんですね！ｗｗ
（１００Ｒは赤〇↓の芝生と芝生が途切れたところがクリッピングポイントだって聞きました。ここを目がけて走行ライン）
そんな時「４コントロール」が装備されていたらなぁ・・
１００ｋｍ/ｈ以上のスピードなので後輪も前輪と同位相に操舵することでしょう。
リヤの外側にふくらみ（オーバーステア）は絶対的に抑えられコーナリング安定性の限界値は
数段高まることは間違いないでしょうね。
～メガーヌでここを走ってみた～い！～ ｗｗ
低速時の旋回性能、高速時の安定性を備えた ＦＦスポーツカー＋４コントロールも、もはや
絶対見逃せないアイテムですね！
次回はヘアピンコーナーをご案内しま～す。
それでは皆様くれぐれもご自愛くださいませ。
