【NEW】キャプチャーE-TECH HYBRID【長文マニアック解説】

2022.08.27.Sat INFO

8/25に発表になったキャプチャーE-TECH HYBRID!
アルカナ/ルーテシアに続き、F1由来の技術てんこもりのルノー独自ハイブリッドシステム、
E-TECH HYBRIDを搭載しました。輸入車燃費No1はルーテシアE-TECH HYBRID(25.2km/L)、
次いでキャプチャーE-TECH HYBRID(22.8km/L)同率2位アルカナ(22.8km/L)!

●グレード
標準車(ハーフレザーシート)374万円とレザーパッケージ389万円の2グレード。
ちなみに1.3ターボINTENS(ハーフレザーシート+シートヒーターあり)は309万円。
INTENSテックパック(運転席電動調整レザーシート+シートヒーター+ほぼ手放し運転)は332万円。
E-TECHは免税対象になるので、重量税と環境性能割合計13万程度オトクになります。
左が標準車、右がレザーパッケージです。



●ボディカラー
ブラン・ナクレMxノアールルーフ
ブルー・アイロンMxノアールルーフ
ルージュ・フラムMxノアールルーフ
ブルー・マリン・フュメxノアールルーフ
ノアール・エトワールMモノトーン
このうち、黒だけ新パターンでモノトーンで+4.4万、
メタリック2トーン+5.9万になります。

下の写真は左からブルー・マリン・フュメ、ブルー・アイロンM、ブラン・ナクレM、
2枚目ルージュ・フラムM、3枚目ノアール・エトワールM。



●外見
1.3ターボINTENS系とほぼ見分けが付きません。
リアゲートのE-TECHバッジだけが識別点です。
うーん、フェンダーのオーナメントくらい青に変えて欲しかったなあ。



●装備
基本はINTENS系と同じで装備充実ですが、テックパックしか設定が無かった
レーンセンタリングアシスト(ほぼ手放し運転)が両グレードに付きます。
標準車はハーフレザーシート、レザーパッケージはフルレザーシート+運転席電動調整。
どちらもありがたい事にシートヒーター付なのはINTENS系と同じ。
ステアリングヒーターも付いています!

※INTENSのインパネです※


メーターはINTENS系だと中央部分のみ7inch液晶でしたが、
キャプチャーE-TECHはアルカナと同じ10.2inchフル液晶メーターに。
座った際のインパクトはデカイです。
・・・残念ながらここにGoogleMap表示はできません。

※アルカナのメーターです※



シフトレバー回りは同じフライバイワイヤ採用のフローティングコンソールに
パーキングボタン、R-N-Dのシフトレバーという構成ですが、
Dを短くクリックすると回生(発電)大き目エンジンブレーキ強めの
Bモードが使えます。

※INTENSのシフトレバーです※


無くなったのはパドルシフト。ミッションが特殊なので仕方ないか。
でもBモードを使えばアクセルオフで時速5km/hまで落とせるので
結構大き目なエンジンブレーキのような感触になります。

●ブレーキ
INTENS系ではリアがドラムブレーキでしたが、E-TECH HYBRIDは4輪ディスクブレーキに!
個人的にはドラムブレーキ好きなんですけどねえ。

●パワートレイン
E-TECH HYBRIDの解説は以前のブログをどうぞ。
基本機構は同じですが、エンジン出力だけ違います。
ルーテシアE-TECHは91ps、キャプチャーE-TECH/アルカナは94ps。
205Nmメインモーターとサブモーターは同一です。



てなトコでカタログを見ててさらに違いを探します。



●エンジン側の1速ギア比がルーテシアとキャプチャー/アルカナで違う!
キャプチャーE-TECH=1速:2.197
アルカナE-TECH=1速:2.197
ルーテシアE-TECH=1速:2.409
重さのあるキャプチャー/アルカナのが低いギア比を使い、エンジンアシストが
入った際に加速が鋭くなるように設定していますね~。

モーター側のギア比は全部共通ですが、減速比は違います。
キャプチャーE-TECH/アルカナ:4.928
ルーテシアE-TECH:4.214
という事は、ルーテシアは加速重視、キャプチャー/アルカナはトルク重視ですね。

●重量が違う!・・・まあ当然ですが。以下、車検証の重量データと配分。
キャプチャーE-TECH
車両重量1,420kg(前軸850kg後軸570kg=59:41)
キャプチャー ガソリン車
車両重量1,310kg(前軸810kg後軸500kg=61:39)
アルカナE-TECH
車両重量1,470kg(前軸850kg後軸620kg=57:43)
ルーテシアE-TECH
車両重量1,310kg(前軸790kg後軸520kg=60:40)
ルーテシア ガソリン車
車両重量1,200kg(前軸770kg後軸430kg=64:36)

お、これは面白い。ハイブリッド化による重量増は110kgなのは同じだけど
キャプチャーは前軸+40kg、後軸+70kgに対し
ルーテシアは前軸+20kg、後軸+90kg。
前後重量配分がキャプチャーE-TECHのがバランスが良いという事に。

●まとめ
ルーテシアE-TECHは軽さと低重心から走りを積極的に楽しめそうです。
これにもR.S.Lineを設定するべきじゃないかなあ。
若干フロントヘビーなバランスはフレンチホットハッチとしての
走りの楽しさを存分に味わえる存在です!
・・・横滑り防止装置あるけどタックインできるかしらん。



アルカナはCセグなのでファミリーカーとして秀逸なパッケージ。
重量バランスだけで言ったらアルカナの57:43が良さそうですが、
リアが重い=慣性モーメントが大きいという事なので、コーナーでブン回した時に
若干リアが振られる可能性がありま・・・そんな走りしないか。
といってもルノーの秀逸なアシならどんなコーナーでも踏ん張れます!


キャプチャーの1.3ターボも良いですよ~。低回転からほぼターボラグも無く
2.5L並みのトルクを発生し、高回転まで一気に吹け上がる振動の少ない4気筒エンジン。
組み合わされるミッションはゲトラグ製湿式デュアルクラッチ7EDCにパドルシフト付。
100km/hまではE-TECHのが速いですが、それ以上の速度を求める欧州マーケットだと
モーターアシストができなくなってくるので1.3ターボのが良いでしょうね。
燃費と日本国内実用速度域ならE-TECH、それ以上の速度と軽さを求めるなら
1.3ターボがオススメです。



とか見て行くと「もしかして一番バランス良いのはキャプチャーE-TECHじゃない!?」
という結論になる訳です!(強引)

デザイン良し、使い勝手良し、安全性良し、装備良し、燃費良し、走り良し!
全てを高バランスで揃えたのが今回のキャプチャーE-TECH HYBRIDです。

間もなく試乗ができるようになりますので、ぜひお近くのルノーでお試しを。
今回は全店舗試乗車が準備できなかったようです。岡崎店には入ります。
試乗車入庫のタイミングは店頭までお問合せ下さいませ!

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