皆様ごきげんよう。なんや、目がシバシバしますねぇ。どうから花粉軍団が攻め寄せてきたようです。。。。。十分お気をつけ下さいませ。
さて!お待たせ致しました!では久々の行っときましょかぁー!!今回もマニアックに行きまーす!!!!部品はコレ!
やじろべえ?!ちゃいますよ(^^)。。。コレがたまに騒がせしておりました(今もですね。。。すみません。。。)TDCセンサーです。何をしているのかと言うと、エンジンのリングギアからピストン位置を見ているセンサーです。このセンサーからの信号が何らかの原因で途絶えると、イグニションコイル(点火系)、インジェクター(燃料噴霧器)に信号が送られなくなり、エンジンが掛からなくなります。では、見て行きましょう(^^)。
これ、TDCセンサーからの信号(交流)をコンピューター(ECU)に送るためのカプラー(コンセント)内側です。針のような2つの端子がありますねぇ。ここと繋がる配線との間で“接触不良”が発生しエンジンが掛からない事があります。接触不良を直せば(対策品が出ています)OKですので安心してください。私のkangooちゃんは、エンジンが掛から無い時引っ張って接触不良を解消する“エマージェンシーコード”(自作品(笑))を取り付けております。エンジンが掛からないときは、神社の鈴ひもの如く引っ張ってやると、15万キロのエンジンちゃんがまた快調に掛かりだしてくれます(^^)。
でコレがTDC内部(初公開やと思います)。TDCは先ほど見て頂いた配線部、磁石、ヨーク(磁力を増大させるモノ)、コイル部に分かれます。磁力と電流に付いては、中学校の理科を思い出して下さい。磁力が発生すると(フレミング左手の法則)電気(電流)が流れるって習いましたよね。先回のHSTSUDEN-SEIGYOでコイルに磁石を近づけたり離したりする時(磁力の変化)に、誘導電流が発生しますと言いました。このTDCセンサーもそれを利用しております。
上図では、リングギアがTDCに近づくところ(あるいは遠のくところ)です。ここで磁力が大きく変化し誘導電流が発生。
上図はリングギアの歯が正対する位置です。この位置では、磁力はまっすぐリングギアに向かいますので磁力の変化は無しになります。
このようにTDCセンサーは自身で発電(交流発電)をしながら、コンピューターへエンジン回転位置(ピストン位置)を知らせているのです。ただ、オルタネータと違い微量な電流の為、ちょっとした接触不良が発生するとこの交流電気信号が送れないって事になります。そうなると。。。お分かりですよね。06年以降のTDCは改良されている(端子に白金メッキが使われています)ので安心してください。
今、お腹が鳴りました。私のTDCセンサーが腹減り具合を知らせて来たようです(^^ゞ
※TDC=Top Dead Center(上死点)