EDC ≠ AT (1)   

2014.08.18.Mon DIARY

皆様ごきげんよう。お盆休み、如何お過ごしになられましたかぁ?(・o・)。なんか、エエ天気の日が少なかったですねぇ。。。う~ん、なんか不完全燃焼なお休みでした・・・。さて、昨日まで夏季休暇を頂いておりましたm(__)m。今日から平常営業、今後とも宜しくお願い申し上げます。

今回?は、ルノー ルーテシア、キャプチャーに搭載されている新型トランスミッションEDC(エフィシエント デュアル クラッチ)について少し。。。(^O^)/。 ルーテシアやキャプチャーに搭載される新型トランスミッションは、デュアルクラッチトランスミッションと言い、クラッチ機構を搭載し、あたかもマニュアルを運転しているかのようなダイレクト感で楽しく運転できます。もちろん燃費にも貢献~(^^)。クラッチが有りながらクラッチペダルが有りませんので、日本の道路交通法で言うところのオートマチックに属します。



まずここだけは抑えておいてほしいのですが、EDCと言う機械は、『日本でいう、オートマチックトランスミッションとは異なる』と思って下さい。強いて言うと、MT(マニュアルトランスミッション)のオートマチック(自動変速)版なのです(^^)。



まず、我々がごく普通に言うところのオートマチックから行きましょう(^^)。コレはトルクコンバーターと言って、普通のAT(オートマチックトランスミッション=CVT含)に組み込まれるクラッチ部分の機械。 エンジンの回転をミッション(変速機)に伝える時には、徐々に伝えていく必要が有ります。MTの車を乗ったことのある方、“クラッチを繋いだらエンストした”って言うのはこのことで、“半クラッチ=エンジンの力を徐々に伝える”という操作をしないとエンジンが止まり(ストール)ます。このトルクコンバーターと言う機械は、オイルを作用させてクラッチの代わりをしているモノです。

皆さん、子供の頃、プールで流水を作ったことあるでしょ?プールに入っている子全員が大きな輪になって手をつなぎ、プールの端っこを歩くことによって水の流れが出来、流水が生まれるってヤツ(^^)。で、先生が『次は反対~!』って言われると水の逆流を歩く事になって結構苦労します。。。そう!液体には質量があって、それを一定方向に動かすと力が伝わるのです。この機械はそれを利用しています。赤い色の部分、エンジンの回転で回る“ポンプインペラ”という装置、いわば、流水を作る方の側です青色の部分が“タービンライナー”。ポンプ側で作られた流水に回される側。まぁ、プールで言うたら流水を作ってからの子供達ですな(・∀・)。ポンプインペラから送られた液体が、タービンライナーに当たることによって、動力を伝えます。ちなみに、トルクコンバーターの中に入ってるのは、水ではなくオイル(難しいですが、作動油=フルードと言います)で、水より熱に強く質量が大きいです。(グレーの部分)

このように、クラッチの代わりにトルクコンバーターと言う機械でエンジンとミッションを繋ぐ事によって、エンジン回転を徐々にトランスミッション側に伝える事が出来、エンジンストールを無くしています。


もうちょい!(^^)。
タービンライナーから伝えられた回転(いわいる動力)は、オートマチックトランスミッションの変速部分、プラネタリギアに送られます。このプラネタリギア(遊星歯車)は、MT(マニュアルトランスミッション)の様なギア(歯車)が常に噛みこんでいる(連結されている)機構ではなく、油圧の作用でと変速機として機能する機械になっています。今、油圧の作用で黄色の部分(インターナルギア)を止めたとします。すると、赤色の入力軸から入った反時計回転はサンギアを回します。すると、プラネタリピニオンが時計回りに回転し出し~出力軸であるプラネタリキャリアは、サンギアよりゆっくりした速度で反時計回りに回り出します(^^)。通常のオートマチックトランスミッションは、このプラネタリギアが多ければ多いほど、変速段数が増えスムーズに変速出来ます。が、必然的にミッションの重量も増します。



おーっ。難しいですかねぇ(^^)?。じゃ、次回はデュアルクラッチにいきましょう(^O^)/。


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